一筋縄では | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

相変わらず咳が止まらず、
「お稽古で咳き込んだらどうしよう」などと不安になりながらお稽古に向かいました。

さて、「松の翁」は上げ浚い。「末広狩り」は最後までの通し稽古でした。
まあ、とにかく「松の翁」は最低最悪の出来具合でした。
たまたま、風邪を引いていたので、自分を納得させる為に、「体調も悪いし、練習あんまり出来なかったし。。。」なんて自分で自分に言い訳しなんかしちゃったり。
風邪のせいじゃないのですよね。
ただ単に努力が足らないのですよね。
自分自身の勘の悪さにイライラ・・・・
「松の翁」は特殊な曲だし、普通はお名取さんレベルの方がお稽古するような曲なんだからそう一筋縄でできる訳がない。たった一ヶ月そこらで完全にできるようになる訳がない。なんて、曲に対して甘えちゃっているのかも知れません。
。。。ここが私のいけない所です。
だから、何時まで経っても曲が消化できないし、頭の中がグルグルと「あれ、ここは脇だったけ」「あれ、ここは私のパートだったよね」とか混乱しちゃっているんですよね。
手順は一応覚えているけれど、頭の中で手順を追っている。
でついでに途中で混線しちゃったりしている。
つまり、覚えているようで覚えていない。そんな状態なんですよね。
こんなん状態で上げ浚いを迎えたのは、お稽古を始めて初経験です。
今までが順調過ぎたのですよね。
まぐれがだいぶ長期間続いていたのだなぁとつくづく感じます。
まあ、この「松の翁」状態が本当の私のレベルなんでしょうね。
まだまだ努力が全然足りないなぁ。
お囃子は本当に難しいなぁ。。。

さて、太鼓も出来ていそうで出来ていません。
非常に自分が一つ一つの単語の手をいい加減に覚えている事を実感。
フォームもすぐに崩れちゃうし。。。
打っていて、全然師匠と似ていない。
昨日はちょっと細かな部分を指導していただいて、そうそう、舞台で先生はそんな感じに打っていたなぁとかそういう場面が脳裏を過ぎって行った。
まあ、それだけではないと思いますけれど、この細かな部分がいい加減なので全然師匠の姿と似ていないのですよね。

対面稽古の真意って、鏡で自分の姿を見るが如く、その自分の目の前に写る師匠の姿が自分でなくてはならない。
そういう意味があるんだと思います。
まだ、始めたばかりで私の目前にある姿は師匠であって、私は鏡の国のアリス状態です。
いつか、鏡で自分の姿を見るが如くなんて成れるんでしょうか。。。(汗)


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