
今日はクリスマスイブ。
昨年は藤舎会だったな・・・。今年は温知会♪
二年連続でよい演奏会でイブを過ごすなんて、幸せだなぁ。
今日は夜勤明け。なんか眠い・・・。
しかし、頑張って国立劇場に向かいました。
朝から寒かったので、和服にお着替え。やっぱり着物は暖かいわ♪
さて、本日の演奏の感想を書きたいと思います。

『鶴亀』
私的には本日の演奏の中で一番好きな感じでした。
とっても上品で、雅なイメージ。そうそう、この曲はこういうイメージなんだよなぁ。
「千代のためしの~」からの出端。まさに私のイメージの波長とマッチして、何故か自然に涙が出てしまいました。
あな、はずかしや。
時々、良い演奏を聴くと涙が出る。
『喜三の庭』
しっとりして良い曲です。
杵屋禄三氏・今藤政貴氏・今藤長一郎氏と美声軍団で観客の心をキャッチという感じでした。
しかし・・・
夜勤明けの私には、ややきつい曲でした。
時々、天国からの唄声のように聞こえてしまった。
良い席を陣取っていたのに・・・
演奏者に失礼な事をしてしまいました。
『土蜘蛛』
喜三郎氏・五三郎氏、大ベテランの演奏でした。
喜三郎氏の唄声は、本当に味がある。喜三郎氏の唄、やや高音がきつそうですが、そのきつそうな声がまた味があって良いです。
「赤貝馬の合方」の部分は本当に楽しい。
ここのお囃子大好きです。

『雨の四季』
蔭囃子でしたが、この曲のお囃子は賑やかで好きです。
たぶん、三味線と唄だけでは、四季それぞれの雨の風景が今ひとつイメージ薄い。お囃子が入る事で具体化される。
長唄というのは、本当に
唄・三味線・お囃子それぞれが助け合って成立しているんだなぁと思います。
『綱館』
久しぶりに大好きな演奏家さんの大皮を堪能した。
スイッチが入ると、どんどんテンションがアップしてエネルギッシュな大皮を以前から打たれる。
その上、我が師匠が隣で太鼓を打っている。あっちをみたり、こっちをみたり・・・がなくて、じっくり師匠と大好きな演奏家さんどちらも堪能できた。
本日は曲舞入りでした。曲舞のところは雰囲気がいいですね。
私のイメージしていた曲想とはちょっと違っていましたが、こんな感じもいいかなぁと勉強になりました。
今年最後の演奏会。本当に良い演奏でした。
来年も一杯演奏をライブで聴きたいな。