良いお天気でした。もうすっかり、暖かくなりました。
さて、今日から太鼓のお稽古は『越後獅子』です。
しょっぱなのヲロシという手が勝負。これがヘボイと「終わった・・・(汗)」なのですね。
幕が開いて、角兵衛獅子が花道から駆け登場。この時のお囃子です。
寄れちゃうと酔っ払い、「テケッテケッテケッ・・・・」みたいだとスキップしているみたいだし。真っ直ぐ、勢い良くが基本です。
そうそう、スピードも角兵衛が走って登場の早さに適したスピード。遅いのも変ですが、早すぎても・・・
オリンピックの100m競争の金メダリストが走りこんでくるわけではないので。
うーん・・・
このヲロシという手は文字を書く場合「テケテケテケテケテケテケ・・・」と簡単ですが、実際、演奏するというのは難しいです。本当に・・・まじ要特訓です。
誤魔化せないものね。。。
母のお弟子さんは、日舞の先生・その息子さん・そのお弟子さん。
日舞のお稽古の時は、伊十郎全集とかを使っているわけですから、そういった名人級のものが基準に耳に馴染んでいると思うのですよね。
「今度は娘が太鼓と小鼓入れてくれるそうだから頑張りましょう」とか母が言ったみたいなので、皆様とっても楽しみになさっているみたい。
その上、
「今度、三味線の先生のお嬢さんがいらして鼓とか入れてくださるのよ」
と、その日舞の先生がお弟子さん方に宣伝したようで、そのお弟子さん方もすごっく楽しみにしているみたいです。
30人くらいが集まるというのですから、、、、緊張・・・・プレッシャー・・・。
かなり・・・やばいのですが。でも、、、引き受けちゃったし、、、、
とにかく特訓あるのみです。ブルーになっている暇はありません。
さて、師匠からのアドバイスの一つに決めるところ以外は「いい加減な気持ちで打つ」。
私は生真面目な性格なのできっちり打とうとしてしまう。
でも、最初は特に細撥なのできっちり打つと“重い”なのです。軽快さが求められるから、そういったアドバイスが出ました。
しかし・・・「いい加減」という事を真面目に取り組んでしまうので、ちっとも軽快でないのですね。
「はあ、家に帰って、いい加減に演奏する事を練習しなくちゃ」ですもの、ちっともいい加減じゃないのです。
私はそんなに真面目とは思わないのですが、
師匠だけじゃなくて、普段の練習を聞いている母からも
「真面目な時期は過ぎたのだから、不真面目になりなさい」とかアドバイスされる。
不真面目・・・
いい加減・・・
非常に難しいのですが・・・。

さて、もう藤が咲いていました。
近くの児童公園にある、まだ幼い藤。
今年は季節の移行が急ピッチです。