![]() | 坂東玉三郎 すべては舞台の美のために (和樂ムック) (和樂ムック) (2009/04/01) 坂東 玉三郎 商品詳細を見る |
この一冊に玉三郎丈の美が凝縮されています。
玉様に出会ったのは、昭和50年七月の歌舞伎座。『助六』の白玉役。本当に綺麗でした。以来夢中♪大ファンになってしまいました。
あれから随分の月日が経ちました。子どもだった私はおばちゃん年代に。ずいぶん変わった。
しかし、玉様の美しさは変わらない。いやいや、あの頃よりもどんどん光が増しているように思います。
もともと彼が持つ輝きに、芸に対するこだわり・芸の研精そういったものが加わって、さらに輝きを増したのだろうと思います。
彼の芸談を読んだりすると勉強になる事ばかりです。昔は表面的な事で玉三郎丈が大好きでしたが、今はプラス、彼の芸に対する姿勢・考え方そういった内面的な部分も大ファンです。
たかが一センチの違いでも大きく変わってしまうものです。たかが一センチ、されど一センチ。
一センチを大切にする。そういった玉三郎丈の芸が私は大好きです。