昭和10年生まれの政太郎氏。もう喜寿???勘定合わないですよね。。。いやいや、数えなら喜寿です。
お母さまの藤舎清子氏の十三回忌の追善も兼ねている様なので、数えで記念演奏会をやられたのでしょうね。
こういった演奏会は賛助の先生方も豪華絢爛。またまたご出演の皆様も晴れの舞台のために豪華絢爛なお衣裳を身に纏っていらっしゃいますので、もうまぶしいくらいに美しいです。
藤舎流の会もそうですが、政太郎氏は京都先斗町でご指導されているようです。という事で、花街の方々がご出演。その応援なのでしょうか。舞妓さんたちが客席にチラホラ。客席も華やかです。
第一部、第二部の二部制。縁あって一部のチケットを頂戴して第一部十七曲を拝聴して、満足気分で帰って来ました。
川崎の会でご一緒させていただいた方お二人が、今回も『廓丹前』でご出演でした。
お唄の方は相変わらずの美声で聴かせて下さいました。いいなぁ。あんな高音が出て。高音の苦手な私は高音が美しく出る人が羨ましくてしかたがありません。
お三味線を弾かれた方は、よっぽど弾き込まれたのでしょうね。川崎の時よりも更にランクアップしていて素晴らしかったです。
先斗町の芸者さんたちは芸熱心の方が多いという印象です。
以前も藤舎流の演奏会で拝見した先斗町の芸者さんでお笛の上手な方がいらっしゃいましたし・・・
尾上流の舞踊会で、素晴らしい踊りを見せてくれた方もいらっしゃいました。
京都先斗町・・・好印象です。
憧れの『藤船頌』の三味線と小鼓を出された先斗町の方は素晴らしかったです。ベテランの方らしく味わいがあって良かったです。『藤船頌』のような曲は味わいが大切。
日々をガサツに生きている私があのように味わいを持ってこの曲を演奏できるか・・・。疑問・・・。
本当に日々を丁寧に生きなければいけませんね。
第一部の最後は舞台美術の巨匠。朝倉摂氏の演奏でした。
蜷川演劇に憧れていた役者時代。私はその蜷川ワールドの美術を勤めていた朝倉摂氏が憧れでした。
朝倉氏の作り出す舞台で芝居がしたい。夢でしたね。。。
そんな憧れの朝倉氏が三味線をされていることを知ったのは・・・大分前の事です。
けれど、実際に演奏されたのを拝見したのは今日が初めてでした。
お好きなのですね♪
しかし、何か一つの物事を達成している方というのはオーラが違うなとつくづく思いました。
感動です。
十七曲の長唄を堪能して家路につきました。
そして、帰宅後はご出演の皆様の熱い心に刺激されて、いっぱい練習しちゃいました。
でも、力が入りすぎちゃったのか・・・
肩が痛いです。やばい^^