時代によって | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

今日から小鼓は『時雨西行』に入りました。
この曲が課題になった時から、うちにある『時雨西行』を幾つか鑑賞。
きっと、ここは「人によって」の違いだろうなぁ。とか
ここは、人の違いもあるでしょうけれど、その時の気分だろうなぁとか、
色々な違いを見つけました。

いくら自由な長唄の世界でも、お能の世界から頂いた手の中身自体が変わるというのは非常に珍しい事。
なのに、とある演奏で「???」というのがあった。
その演奏をされた方は、同じ流派の演奏の方で、
今まで何気にやり過ごしたけれど・・・実は、間違って覚えていた???というのがあったのです。
いやいや、私の覚えていたのであっていました。
うちの流派に、そういう風に打っていた時代があったみたいです。でも、今は普通に打つ事の方が多いとか。
でもね、実は
「私が間違い」と思わせた原因があります。
実は、大皮の師匠の小鼓の単語集も同じ「???」なんです。大皮の師匠は違う流派なんですが・・・
しかし、修行時代に京都で修行されていて、今の私の流派で修行されていたこともあるようです。ですから「そういう風に打っていた時代」の手を直された方の理論に感銘を受けて・・・そのせいかも知れません。

ところで、太鼓は来週から『喜撰』
楽しそうですが、雰囲気を出すのが大変そうな課題です。がんばらなくちゃ。