


さて、お花編のあとは動物編。
まずは鳥類ですね。ここにはいっぱいの鳥が飼育されています。
クロトキにおしどりに・・・これなんでしょう?
おしどりは昔から“鴛鴦の契り”と言われ、夫婦円満の象徴とされているようです。
万葉集でも、この鳥が読まれている事から、昔からこの美しい鳥は日本にいたのでしょうね。
人漕がず あらくも著(しる)し 潜(かづ)きする 鴛鴦(をし)とたかべと 船の上に住む
(鴨君足人 万葉集 巻三 二五八)
礒の裏に 常よ引き住む 鴛鴦の 惜しき我が身は 君がまにまに
(大原今城真人 万葉集 巻二十 四五〇五)
しかし、何故雌があんなに地味で、雄があんなに派手なのか・・・不思議だ・・・。

この丹頂鶴は現在、特別天然記念物として指定されていますね。
「鶴は千年、亀は万年」と大変お目出度い生き物とされています。
長唄に『鶴亀』という曲がありますが、やっぱりあの鶴も丹頂鶴なんでしょうね。
“千代のためしの数々に何を引かまし姫小松、よわいに比う丹頂の、鶴も羽袖をたおやかに・・・”
丹頂鶴と代名詞が出てくるわけではありませんが、「丹頂の~」、、、ここで、イメージが丹頂鶴にかたまってしまいますね。
さて、万葉の時代では、“鶴”は“たづ”と読まれていたようですね。
若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴(たづ)鳴き渡る
(山部赤人 万葉集 巻六 九一九)

ゲッ!吃驚したぁ。
けっこうデカくて、間近で見ると怖いですね。でも、パッチリお写真を。
鷺というと真っ白のイメージ。『鷺娘』とかああいうイメージがありますね。すごっく儚いという感じしますが・・・、調べたところによると、鷺というのは65種。日本には19種も生息するそうです。
ちょっと吃驚ですね。
そうそう、舞踊の『鷺娘』。あれは一般的な白い鷺がイメージされたもの。
儚げでスラッとした女性をイメージします。
しかし、たまにこのゴイサギのような鷺娘・・・いるよなぁ。
私なんか、完全にこのゴイサギ娘だな。。。(汗)

ワシミミズクです。勇ましいですね。
今日の一番のお気に入りかも。
けっこう勇ましく、写真を撮る時、恐怖感ありましたけれど、こうして写真を見ると、お目々パッチリでチャーミングですね。


熱帯園には、熱帯の鳥が放し飼いされています。
それにしても、熱帯の鳥たちは派手な色ですよね。
おしどりとか・・・派手と思いましたが、この熱帯の鳥たちに比べたら奥ゆかしいものです。


さて、日本に生息する野生動物。
ニホンアナグマにホンドギツネ。可愛いですね。
この他にも、ニホンテンとかニホンタヌキ、ニホンカモシカ、鹿がいましたね。
日本にもけっこう野生動物が生息しているんですね。
あっ・・・ツシマヤマネコ見るの忘れた。今日のお目当てだったのに。馬鹿馬鹿(涙)

お馴染みの猿山です。仲良しの三匹の小猿。可愛いですね。
「見ざる・言わざる・聞かざる」に無理してみれば見えますね。
ここのお猿は、数年前は皮膚病が流行してハゲハゲだったのですが、みんな良くなったみたいですね。あっ。。。でも、一匹、ツルツルのお猿がいました。

昨年、テレビのドラマ化された花子さんです。
戦後、象のいなくなった上野動物園にやってきた花子さん。そして、縁あってこの動物園に来たんですよね。色々な悲しいドラマがありましたね。
一時は鬱病みたいになっちゃったんだよね。
もう、すっかりおばあさんになっちゃって・・・幾つなんだろう???
私がベイビーだったころから、花子さんはここにいたんだよね。
子どもの頃から、花子さんの事大好きでした。
いつまでも元気でね。



この動物園にはリス園があって、中に入って間近にリスを観察できます。
本当に素速い。写真を撮るのが大変でした。
動いているのは無理なので・・・全部お疲れモードのリスになってしまった。
小屋から顔を出している写真が一番お気に入り。
もうちょっとアップにすると↓


ここには、北村西望という彫刻家の彫刻園もあります。
長崎の平和記念像を作った人ですね。
あの像を作成したというアトリエがあっちゃったりして・・・原型もこの公園にあります。
疲れたので、今日はパス・・・
というか、子どもの頃から、いつもパスで中を見たことがありません。
今度、この彫刻園を目的に来なくちゃね。

しかし、動物園でお茶会・・・
私は嫌だ。だって、ここまで来るのに足袋が汚れそうだし、きものも汚れそう。
さて、本日のランチは

クロワッサンサンドセット。
ここのコーヒーはけっこう美味しいのです。お水に秘密があるようですね♪
いつもドトールの安いコーヒーを飲んでいる私にとっては、非常にリッチな喫茶店なのですが・・・
今日は楽しかったです。
