・・・
たまに気分転換で色々な曲に接したくなって、それで門前の小僧に変身!だいたいそういう時は、「勧進帳」とか「勝連」とか「拍子舞」とかで遊んでいるんですけれど、今日はなんとなく「正次郎連獅子」がやってみたくなっちゃって「正連」に挑戦。
舞台では何度も耳にしている曲ですけれど、実際に小鼓を打ってみるのは初体験。
附けを広げて挑戦です。
見た感じ簡単そうでしたけれど、実際に音源に合わせるとノリが難しい。
・・・
本日の音源は、先日購入した「芳村伊十郎独吟集」の中から使用しました。
さすが名人の音源ですから、けっこう合わせるのが大変。。。違う音源にすれば良かったとちょっと後悔でした。
さてさて、この音源の乱序・露の所にはちょっと吃驚でした。
とってもあっさり。
スルスルと進んでしまう。こんな感じの乱序・露は初経験です。
こういう打ち方もあるんだ。。。
さて、私の持っている附けでは、最初は一声から始まるんですけれど、この音源では始め短い「楽」から始まっていました。
以前の私だったら「???」とそこでパニックでしたが、今は「ああ『楽』が入っているんだ・・・たしか、踊りの時はそうだったような気がする」という感じで慌てずに付いて行けるようになりました。
少しは成長しているのかな?
様々な曲に出会って、一つの曲にも色々バージョンがある事を学んで、けして自分の持っている「附け」が100%のものではなく手がかりである事を経験で学びました。
附けにこういったパターンもある。ああいったパターンもあると朱をいれて行く事が、自己満足ですが宝物を作っているようで楽しいです。
さて、「正連」と「勝連」二つの連獅子。似ていて非なるこの二曲。私は「勝連」の方が好きかも知れません。
特に、小鼓の打ち合わせの所は「勝連」の方が楽しいかも。。。なんて思っちゃいました。
けれど、「正連」の方が物語が分かりやすい気もします。

↑
ブログランキングに登録中
あなたの清き一票を宜しくお願いいたします。