
中日の本日は、童心に帰って上野動物園に行ってきました。
小学生四年生以来・・・もう何十年ぶりですね。
雰囲気、ぜんぜん変わっていました。
本日は、平日というのに、
さすが観光名所ですね。修学旅行の学生さんとか、幼稚園くらいの子どもを連れたファミリーとか・・・
けっこう大勢の人が出ていました。
・・・しかし、修学旅行で動物園か・・・



上野と言えば桜。しかし、お花見シーズンも過ぎて、ほとんどの桜はすっかり青々していました。
けれど、八重桜やウコンなどの美しいお花が目を楽しませてくれました。
藤の季節には、少し早いのですが、動物園の藤棚・・・もう花が少し咲いていました。



沢山の動物たちが、疲れた私の心を癒してくれました。
たまに童心に戻って、純粋な心を取り戻すという事はとても良い事ですね。

色々写真を撮って、気がつけば七十枚くらい写真を撮っちゃいました。
一番のお気に入りは、この二匹のお猿さん。
題して『昭和枯れすすき猿』。
太郎「貧しさに負けた」
花子「いいえ、世間に負けた」
太郎「この街も追われた、いっそきれいに死のうか」
花子「力の限り生きたから、未練などないわ」
花さえも咲かぬ 二人は枯れすすき
・・・・
ああ、真っ暗・・・そんな雰囲気をかもし出しています。
さて、せっかくここまで来たのだから、池之端口で出て、忍ばず池を散歩。

とっても穏やか。都会の真ん中とは思えない雰囲気です。周りは大きなビル郡。ここだけ、何か違う時間が流れている。
都会人の憩いの公園なんですね。きっと。
忍ばず池には、弁天様がいらつしゃいます。
弁天様は金運の神様でもありますが、芸事の神様でもあります。
弁天様の手には琵琶。音曲の神様。邦楽をお稽古している私。ここまで来て素通りはできませんね。
さてさて、この弁天様の境内には色々な碑がありました。


右の写真は、杵屋六三郎氏の碑です。たぶん、奉納したのは十二世六三郎氏でと思いますが・・・。
杵屋六三郎氏の流派は池之端派と呼ばれています。そうそう、つまり地元なんですね。
四世杵屋六三郎氏は『松の緑』とか『老松』とか『吾妻八景』とか、本当に素晴らしい綺麗な長唄を沢山残されています。
ふむふむ、面白い発見をした。

そして、最後に面白い発見。これって・・・・なっ・・・何でしょう???
上野広小路、ビルとビルとの谷間、アメ横に抜ける道にこんなものがありました。
上野の町の真ん中に、
何ゆえ五条橋があるのだろうか???
