芳友会 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

今日は紀尾井ホールに行って来ました。
今年初めての演奏会です。去年は怪我とか何かで本当に演奏会に行く機会を逸していましたが、今年は上手く仕事と折り合いを付けて演奏会に行きたいと思います。

さて、芳友会は梅が丘派と呼ばれる、芳村伊四郎氏の主催する流派の演奏会です。
伊四郎氏は先代の芳村伊十郎氏のご子息で、本当にお父様そっくりの唄い方の演奏家さんです。
この会は今日で四回目です。三回目と思っていたのですが、ずっと昔に大皮の師匠にくっついていった事がありました。当時はガスホールとかあの手のホールでやっていたように思います。
今日はたまたま縁があってチケット入手。ラッキーでした。

プログラムは以下四曲です。
『喜撰』
流派の大ベテランの女流の方の三味線。唄は、一昨年の『松』の唄を唄って下さった方でした。
たぶん、この大ベテランの三味線の方は真面目な方なんでしょうね。
真面目な喜撰でした。
喜撰というと、パッパラパーのイメージが強いので、すごっく新鮮に聴くことができました。

『松の翁』
若手のプロの方の演奏でした。
タテ三味線の方は、ネット上の知人です。
若い演奏でしたね。
この曲は渋いという印象が強いのですが、若い演奏を聴いて、違う味わいを感じました。

『関三奴』
お初の曲です。なんとなくはじめだけ『大原女』に似ていましたが別ものでした。
そうそう、脇の三味線は杵屋三澄氏。あの方の三味線は本当に「上手い♪」という演奏ですね。
安定した演奏でした。

『時雨西行』
伊四郎氏+伊十七氏の演奏。さすが、ほかの番組に比べて味わい、重さ、安定さを感じました。
太鼓のカッコいい曲ですよね。
いつかお稽古したいです。