お囃子のお稽古 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

ゴールデンウィークも最終日。
今日はお囃子のお稽古でした。
小鼓も太鼓も『娘道成寺』です。

太鼓は、鞨鼓の合方まででした。
担ぎ撥の掛け声。「ッホー天イヤー天」なんですよね。
今日はこの担ぎの掛け声を注意されました。
ッホー天の“天”にイヤーはぶつけちゃいけない。
そうそう、以前から師匠の掛け声とズレを感じていましたが。。。
やっぱり。。。変だと思いました。
要練習、すぐには治らない。

さて、小鼓。
こちらも掛け声。乱拍子の掛け声。
もし音を波で表現するとしたら、乱序の時の「イヨオー」は縦波で穏やかに上昇。乱拍子の時は超急な横波で一機に上昇。
こんなイメージなのかもしれない。そうそう、乱拍子の掛け声は刺すようなというのがピッタリのように思う。
また、乱拍子の息が今ひとつ不理解でつかみきれていない。

今日は“山尽くし”を最後まで。
本当は、その後「三笠山」になって「去るほどに」バージョンに行く予定(長唄の演奏バージョン)だったのに、お稽古の音源のバージョンが踊り用で「三笠山」から「園に」バージョン。
師匠、「あれ?踊り用か?・・・まあ、いいや」と「園に」の張り扇を付けて下さったのですが。。。
全く、私はそのバージョン、未チェックだったので全然ついて行けませんでした。
反省。。。
『娘道成寺』のお稽古なのだから、最初の約束事で長唄の演奏会用バージョンでという事であっても、全てのパーツを勉強しておくべきですよね。反省です。
長唄に親しんでいる人にとっては、『娘道成寺』というと「去るほどに」バージョンが『娘道成寺』。踊りを観に行って「あれ?私の知っている『道成寺』とは違う」という感じ。
けれど、踊りをやっていらっしゃる方は「園に」の方が『娘道成寺』の定番なんですよね。
本当はね、本来の『娘道成寺』は、踊り用の「園に」の方がもともとの曲なんですって。「園に」の前に太鼓地の「ただ頼め」があってというのが本来の『娘道成寺』らしいです。
で、後々に短縮版の「去るほどに」が出来て、長唄の演奏会ではこちらのほうが好まれるようになった。。。
以前、どなたかに教わった気がします。
そうですよね。淺川玉兎先生の解説書の付録に歌詞集があって、それを見ると、「去るほどに」の歌詞は()されている。
という事で、本来の曲が「園に」の方なのだから、ちゃんとチェックするべきだったのです。
今日はじめて聞きます状態だったので。。。反省。

八月にまたまたお浚い会に出られるみたいです。
うちのお稽古場自体にお浚い会というのがないのですが、師匠のお仕事仲間のお浚い会に一番混ぜていただくとか、そういった形をとっているのですが。。。
今回はお笛の方のお浚い会に一番。。。という感じでお話しがあったみたいです。
一昨年もお笛の方(今回の方とは違います)の会に出させていただき、もっと遡れば、大皮の初舞台もお笛の方の会だった。
お笛の方の会に縁があるのかも知れませんね。
まだ、本決まりじゃないのですが、出られたらいいなぁ。
一応、出演するという前提で曲をどうするか、師匠と話しましたが、難しそうな曲名ばかり出てきました。
結局、二曲に絞られて「どちらが好き」なんて聞かれてしまいましたが、はい。。。どちらも好き。。。
と、またまた優柔不断な私でした。