知人からご案内を受けて高円寺のセシオンに行って来る。
今日の舞踊会はテープだった。ちょっと残念・・・。一昨年か何かは地方入りだったのですが、あれは何かの記念だったらしい。
『常磐津とは何か』
『幕が開くまで』という舞台裏の事についての講演
と二つの特別企画が組み込まれていました。
常磐津の方のお話は、学校上演みたいな感じで今ひとつだったのですが、もう一つの『幕が開くまで』という裏事情の講演は楽しかった。
衣裳・床山・大道具・照明といった方々のお話。
そうそう、関東と関西では帯の手が反対・・・皆様、ご存知でしたか?
東京の方、オークションなどで古い関西の帯を手にして
「あれ?おかしいな」という経験をした事ありませんか?あれって、手が反対だから・・・つまり、帯の巻き方が関東と関西では反対なんですよね。
それって、役者時代に京都衣裳の衣裳さんから教えていただきました。
そして、本日、同じ話を松竹衣裳の方がされていました。
これって、衣装部では重要ポイントなんでしょうね。細かいところ、見ている人は見ていますから。
今日は素踊り、衣裳付きでも素踊りに近いお作りが多かったな・・・。
視覚面で淋しかった。
けれど、日舞の鑑賞。嫌いではないので楽しかったです。