先日、荒川の老人介護施設で九十代のお年寄りが入浴中に溺死したという悲しい事件があったそうですね。
看護師一人、介護士三人。
彼らが、ほかの人を入浴介助するために目を離した隙に起きた事故らしい。
と言いますが、目を離した隙が20分・・・そういうのって「隙」なんですかね。と思ったのは私だけじゃないと思います。
そのお年よりは認知症の方だったそうです。どの程度の認知症の方か分かりませんが、あらゆることの認知力に問題を持つ方なのですから、見守りなく一人っきりで入浴というのは非常に危険ですね。
さて、ある看護系のコミニティで
「看護師らが浴室を離れて・・・」という表現に対して、まるで看護師だけに責任あるような言い方だと仰っていた方がいますが、はっきり言って看護師の責任であると思います。
どんな施設においても、看護師には指導責任というのが存在します。それは、患者さんなり利用者の方の生命を守る観点で必要な事なんですね。
介護士だけで入浴介助しても構わないのに、なぜ看護師がいるかと言えば、
患者さん、利用者さんの安全に責任を持つためです。
ですから、この事故の場合でも
看護師の判断・指導責任を問われても仕方が無いことです。
介護士に責任がないわけではないのですが、それは資格上の社会責任として仕方が無いことですね。
吸引とか、ツメきりとか
医療的処置を介護士にもやらせる方向性に社会は動いていますね。
在宅ケアとか、夜間看護師不在の高齢者施設とか、本当に必要に迫られている事だと思います。
そんな社会の動きの中で、看護師はますます指導能力求められていると思います。
ボーと仕事しがちなんですが、、、
いやいや、こういった事故のニュースなど読むと、気持ちが引き締まります。
今日は夜勤。事故が起きないように。
自分も注意する事が大切ですが、介護士さんにきちっと判断し指導していくように勤めなければと思います。