来年は・・・ | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

『勝連』に決定したようです。
うわっ!大変だ!クリアしなければたくさんあるぞ。

さて、大皮の国立の初舞台は『竹生島』でした。でも、本当は『勝三郎連獅子』だったのです。
でも・・・私の大皮があまりにも不甲斐なくて『竹生島』になったのです。来年、リベンジなのですかね。
まあ、大皮でなくて小鼓ですけれど。
しかし、勝連のお三味線も難しいですよね。確か、二上がりの胡蝶で歯を喰いしばらないとできない部分がありました。
以前、浴衣浚いだったか、御月浚いでやった気がします。それもタテ三味線を。ノーお囃子だったので御月浚いだせったかな。あの乱序に匹敵する三味線・・・ありえなかったです。ダサい・・・。
次第とかお囃子オンリーのところに、お囃子がない場合は三味線の手がついているじゃないですか。本当にダサいです。なんで、抜こうと思わないのか・・・不思議。

『勝連』で一番好きなのは二上がりのところ。
亡き大皮の師匠がEちゃんやHさんをビシバシと指導している声が今も耳に残っています。
「花から花へ舞い遊んでいる蝶を見ろ」なんて指導していた。
で、打っていない私は舞い遊んでいる蝶を見ていました。ただし、イメージの風景は家の近く(当時)のキャベツ畑でそこを舞い遊ぶモンシロチョウ。超ダサい・・・。
一生懸命、綺麗なお花をイメージしようと努力するんですが、どうしてもキャベツ畑になってしまいます。
幼少の頃から、蝶を追い掛け回していたのは近所のキャベツ畑。幼き子どもの虫採りポイントだった近所の広大な畑。舞い遊ぶ蝶をイメージすると、キャベツからキャベツに舞う蝶がどうしてもイメージされちゃうのです。
そこのイメージの修正頑張らなきゃ。キャベツでなくボタンです。

今日も、次回お稽古のための連取をしていたのですが、
今の流派と前の流派と微妙に違うのです。大皮だったのですが、やっぱり小鼓の唱歌って残るんです。
こうして復習していると、前の流派になってしまうのですね。
そして、改めて今の流派に修正。身に付くという事は恐ろしいことと思います。



そうそう、先日の邦友会。
亡くなった大皮の師匠のところの姉弟子はお笛の○○さんのお嫁さんなのですね。
いつも邦友会の時にはいらっしゃっていないのですが、先日はお顔を出されていました。
で、ついでに「おめでとうございます」とご挨拶にいらっしゃって・・・超吃驚。
Sちゃん(姉弟子)は本当に太鼓が上手で憧れの人。
お姉さんも故師匠の跡をついで金沢の見番のお稽古をしているみたいですが天才姉妹ですよ。
いつもあの二人が私の目標にあったのですが・・・
まだまだです。。。
『竹生島』をやった時に、○○さんを連れてSちゃんが
 「今日はおめでとうございます。私の主人のHです」と紹介されたのが昨日のようです。
こんなにBigなご主人に変身するとは。。。本当に吃驚。
Sちゃんは結婚後引退、という事で共演は叶わないけれど、いつかご主人に賛助していただきたいです。きっと、それが亡くなった師匠に対しての供養。


私にとってお囃子。
愛して愛して、、、とにかく私にとっては命同然の世界です。
また、今一生懸命に携わっているのは、命がけで指導してくださった大皮の師匠への供養の気持ちでもあるのです。
色々な縁で、大皮の師匠が常に付いてきています。ですから、適当なんてできないのですね。
とにかく頑張れ。またまたお尻ペンペンです。

ああ、しかしSちゃん・・・奥様業に徹してしまっていますが。。。本当にもったいない。
お姉さんのRちゃんも素晴らしいですが、私はSちゃんの太鼓が抜群に好きです。