
本日は、小金井市にある聖ヨハネ桜町病院の中にある聖ヨハネホスピス研究所にて研修がありました。
この桜町病院のホスピスは都内のホスピスでは老舗のホスピスです。
そうそう、『病院で死ぬこと』という著書をお書きになった、山崎章郎氏をご存知でしょうか。
その方がいらっしゃるところです。
どうも、大皮の師匠の辿った人生の結末。あれでよかったのだろうか?と疑問で仕方がない私。
しかし、師匠が選択した人生の結末ですから、他人の私がとやかく言う問題ではありませんが、、、それにしても、うーん・・・。
以前にも書きましたが、看護師という職業を選択したのは、師匠の死が大きく影響しています。
そして、看護師を志した頃から憧れだったのが、この桜町のホスピス。
人から聞く桜町しか知らないのですが、
すごっく素敵なところ。
人の尊厳を大切に、病気・死に向き合う場所。
そんなイメージが膨らんで、ずっと憧れ。
ここで働きたいと思った事もありますが、何せ遠いし・・・
いやいや、病院の方はどうか分かりませんが、ホスピスの方はなかなかの競争率らしく、
ここで働くのは難しいという噂から、諦めモード。
でも、一度でいいから中をのぞいてみたい。その夢が今日叶いました。嬉しい♪
さて、今日は
痛みにも色々あるんだよ。
癌だからといって、痛みは癌だけじゃない。色々な原因があって、その原因に応じた対応をしてあげなくちゃいけない。
ちょっと見方を変えるだけで、その人の苦しみを開放できるんだ。
そういった事を学んできました。
明日から、
「今、一番困っている事はなんですか」
緩和を求めて入院している患者様には必ず聞いてみよう。
痛みとは全然関係ないじゃんという事でも、けっこうお薬の調整が悪かったりで、
チョチョイと工夫すれば、もしかして元気だった頃に近い生活ができるかもです。
痛みは緩和されても、
ただ白い天上を眺めるだけの月日が最後の月日なんて
なんかつまらない。
積極的治療は望まなくても、その人は人生投げ出したわけではない。
方向性は違うけれど、一生懸命生きようという気持ちは皆同じ。
今日は、
本当は、毎年楽しみにしていた
国立劇場主催の邦楽演奏会が開催されていたんですよね。
この研修の日程を聞いてガックリでした。
しかし、有意義な時間を過ごせて、好きな事を我慢して行った甲斐があります。
それにしても、今年は長唄と筝曲合同という試み。どんな感じだったのかしら?
行かれた方、感想を教えて下さい。