十一月一回目のお稽古@お囃子 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

昨日は、夜勤明けのちお稽古でした。
仕事を終えて、休憩して、それからお稽古に出かけるので夜のお稽古になってしまいます。
寝ぼけてしまって、時間を一時間早く出かけてしまった。・・・まあ、遅いよりはよいのですが。
途中でそれに気が付く。ブルー・・・。
自分のミスなので、一時間どこかで時間をつぶして(なんですけれどね)。。。
夜勤明け。一時間もブラブラは超きつい(涙)
おばたりあんパワーを発揮して、
「三十分時間を早めて下さい」と師匠にメールしてみる。さすがに一時間とは言えなかった。
やさしい師匠。時間を早めて下さいました。はあ~!助かりました。

さて、本日より小鼓は『七福神』、太鼓は『桜狩』に入った。
『桜狩』・・・。辻打ちで撃沈です。辻打ちというのは太鼓の手の名前です。『外記猿』とか『喜撰』とか・・・。見世物小屋、広小路、宮地等の盛り場、神社境内、水茶屋の場面、花見、猿廻しの出に用いる太鼓の手です。
軽快な手というのはとにかく難しい。手の最初と最後は決まり手なんですがね、中身は曲ごとに違うから、資料がなければ予習なんて・・・。
お稽古に伺う前から「今日は絶対に辻打ちで引っかかる」と予測。「分かんない」が先行しているので、タコどころか岩に化してしまった。
分からない手に出会ったら、まず唱歌を覚える。そうすれば自ずと打てるようになるんですが、、、
師匠が何度も何度もゆっくり唱歌を繰り返して下さっているのですが、唱歌と共に師匠の撥の動きに惑わされ頭がクルクルです。大混乱。そしてフリーズです。はあー\(◎o◎)/!
そして、辻打ちは宿題になりました。
とりあえず、太鼓地まで突入。残すところ最後の片車切り(太鼓の手の名前です)。
そうそう、問題は辻打ち。次回のお稽古までになんとかしておかなくちゃ(涙)

『七福神』という曲は、色々な音源を聴くべきのようです。
長唄というのは、本当に唄なんだろうなぁ。そして踊りの伴奏なんだなぁと思います。
唄の方の節によって、微調整が求められるようだ。ケースによっては半鎖も微調整。唄主導なのですから、それにお付き合いしている三味線も大変と言う事ですね。・・・なんて思ってしまいました。
いやいや、唄だけではありません。長唄は基本的に踊りの伴奏ですから、踊りが一番の主導権。
踊り手が、舞台の上手から下手に向かって一巡りしてセンターでお膝をポンと叩いたら唄い出す。そういうのもあるそうです。
常々アンテナを張り巡らせて、「あっ」と思ったら微調整。そういった能力がお囃子には求められるという事なのでしょうね。
まあ、お稽古しているだけならいらない能力だと思いますが、
一応、知識いやいや心得として知っているべき事だと思います。
ちなみに、唄の方によって伴奏も自ずと微調整というのも、プロの世界の話だと思います。もちろん流派流派によって変わるものもありますが、それだけじゃなくて個々のこだわりがあったりして。
えっ!アバウト??!いやいや、それが長唄のよさです。はい^^

さあ、辻打ち!頑張るぞー♪