カサイ | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

カサイというのは、長唄のお囃子の太鼓の手の名前です。
『大原女』の太鼓のお稽古に入って、初めて出会った手です。『官女』にもこの手が出てくるらしいですね。
このカサイという手は、実は葛西囃子というのがあって、そこから来た手なのですって。
長唄のお囃子の手って、このようにお祭りのお囃子から来た手とか、お能から来た手とか色々あります。もちろん独自のものもあります。

さて、葛西囃子・・・
葛西臨海公園の葛西?!実は、そうなんですって。
へえ♪
さて、調べたがりの私・・・ネットで検索♪

mukasi2.jpg葛西囃子保存会HPより
葛西囃子の保存会というのがあって、そこのHPで色々なお囃子の音が試聴できました。
あれ?
神田お囃子と良く似ている・・・。
いやいや、神田囃子の方が似ているのです。
何故なら、この葛西囃子というのが、東京近郊のお祭りのお囃子の祖なのだそうです。
享保のはじめ頃・・・つまり18世紀のはじめころですね。
江戸葛西領金町村30鎮守であった、香取神社(現、葛西神社)の神主の能勢環 が敬神の和歌に合わせて音律を工夫創作しこれを和歌ばやしと名づけて村内の 若者に教え神霊を慰めたのが起源なのだそうです。

この葛西神社。もっと驚きは平安時代末期からある由緒正しい神社なのだそうです。
今度、観光に行ってみよう!葛飾区か・・・
同じ東京でも・・・遠いなぁ。
お囃子を始めて、
本当にお囃子以外の色々な事に出会う事ができます。
これが、また長唄やお囃子を学ぶ醍醐味かもしれません。