
最近、ネット上でご縁を持つ事が出来た、長唄の演奏家さんのブログで「七代目芳村伊十郎独吟集」が紹介されていました。
どんな曲が入っているんだろう?
どうも、全集の方には収録されていない貴重な音も入っているようです。
お囃子のメンバーは。。。
ほとんど知らない方ばかり。
でも、亡くなった大皮の師匠が「鷺娘」でワキ小鼓を打っている。
現在、人間国宝の堅田喜三久師の名前も見つけた。
そうそう、亡くなった師匠から伊十郎氏に大変可愛がってもらっていたという話を伺った事があります。
望月朴清師・堅田喜三久師ご兄弟と、亡くなった大皮の師匠は子どもの頃からのお仲間だったそうで、仲良し(?)だったのだそうです。
で、大昔から芸に熱い三人だったそうで。
特に、朴清師と亡くなった師匠は熱かったそうで、リハーサルでその解釈の違いにバトルしちゃった事もあるそうで。。。
その時、七世伊十郎氏に「ねえねえぼく達。そろそろ本番に行こうよ」と穏やかにバトルの仲裁を受けた事があるといった裏話を伺った事があります。
そうそう、この独吟集の「静の苧環」に現在の師匠の御父様の名前も発見!
師匠の御父様は太鼓名人で有名な方でした。
ですから、太鼓しか打たれないというイメージしかないのですが。。。なんと大皮を打っていらっしゃいます。
超吃驚です。
CD十枚組で24曲入って21000円です。
ちょっと迷うお値段でしたけれど買っちゃいました。
昔の長唄はとってもいい雰囲気なんですよね。
芳村伊十郎氏や芳村五郎治氏の残された録音物を耳にすると今にはない江戸の香りを感じちゃいます。
今の長唄は鮮麗され過ぎちゃっているのかも。。。
ですから、時々古い録音物を耳にするととても新鮮な長唄に出合った感じがします。
・・・古い方が新鮮だなんて。。。変な感じですね。

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