楽器もある程度それなりの重量があるわけですから、それなりの筋力がなけばきちっとしたフォームで構えるというのも難しいものです。
小鼓。測定したことがないので重さが分からないけれど、
太鼓や大皮に比べたら軽いけれど、左手のみで支えるのですからけっこう重たいです。
ついでに、音色調整で調べを握ったり放したりしている。つまり握力を鍛えるときのようなグーパー運動を常に行っているんですよね。
おかげ様で肩から上腕、前腕部と筋肉もりもりという感じ。
仕事的にも筋肉付いちゃうのですが、更に趣味の世界でもなので、本当に女性らしくない肩。腕をしています。
毎日毎日稽古をしているのですが、それでも老化スピードが筋力を維持する力を超えています。
それが故に、だんだん楽なポーズに流れてしまい、美しいフォームが崩れています。
「いけない」と思って姿勢を直すのですが、ダメですね・・・。気が付くと崩れています。
けっこう腕力には自信があって、長時間打ちっぱなしでも涼しい顔をしていた。小鼓の初舞台であね『鏡獅子』。カットバージョンで下が20分間打ちっぱなしの大仕事でした。でも、ぜんぜん平気。次の『蜘蛛の拍子舞』の時も似た感じでしたげ平気でしたね・・・。でも、今は難しい気がする。
筋力を鍛えなくちゃ。本当につくづく感じる。
例え一時間でも二時間でもきちっと構えられる筋力をつけなくちゃ。

で登場したのがハンドグリッパー。100円均一で発見♪
けっこう筋肉に来ますね。あまり一気に鍛えるとかえって筋肉を傷めそうなので、ほどほどに頑張っています。
右手は効き手なので楽勝ですが、左手です!
邦楽器の世界は男性が支える社会です。
意外と一般の方々は、三味線とかいうと芸者さんのイメージがあるので、ああいった世界は女性の社会と思うようですが、雅楽にしろ、能にしろ、歌舞伎にしろ、ずっと男性が支えた社会。
ですから、男性並みの体力が望まれる。けっこう体育会系。
あまりにも体育会系だと芸術性がどこかいってしまう事がありますが、そうならないように気をつけなくちゃ。
さて、今日もトレーニング。「1・2・3・4」♪