ヘボヘボなのに。。。 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

今日はお稽古でした。
一生懸命に練習したけれど、なんかヘボヘボ!
全然、「春秋」という曲を消化していません。
それなのに。。。
「じゃあ、次は何をやろうか」と師匠。
ええ~っ、もう上がっちゃうのですか?上げ浚いは??
うーん。。。なんか不満足。。。
まあ、後一回上げ浚いをやっても結果は同じような気がします。お囃子はそんなに甘いものではありません。この数日で消化できる訳がありません。
あまりにも意外なあっさりとした幕切れなので。。。
もしかして、あまりにも酷い状態に師匠に「こりゃダメだ」と見放されちゃったのかしら?なんて・・・(涙)
「春秋」はけっして難しい手で一杯という訳ではないのですが、でも何故か難しい曲です。今だ頭の中で手順が混乱していて。。。そんな状態ですから、この曲についてはまだまだなのです。
混乱しつつもなんとなく打てちゃう。。。これじゃ全然ダメ!自分の実になって打てなくちゃ!
はあ。。。でもね、こういうのって「後は自分でやりなさい」と言う事なんでしょうね。

さて、次は「老松」です。
ずっと昔、この曲は三味線のお浚いでタテ三味線で出した曲なんですけれど、全然印象にない曲です。
どんな曲だっけ?そうそう、最後の方に「松風の合い方」とかいうのがある奴だ。。。
「老松」というと、十何年か前に素敵な玉三郎様の踊りを観た事があります。
確か、杵屋勝東治師の会だったと思います。勝東治師というのは勝新太郎さんとか若山富三郎さんの御父様です。
お三人とも、もうお亡くなりになってしまいましたが。。。
国立劇場の幕が開いて、その舞台には真っ白な松の妖精が板に付いているそんな感じ。とっても素敵でした。
ということで、「老松」というと素敵な玉三郎様の姿が目に浮かぶのですが、余りにも玉三郎様のインパクトが強すぎて全然音が聞こえてこないのです。
「老松」はオーソドックスな曲なので、家にも様々な演奏家さんの音源があります。
お囃子を担当されている方が、なるべく同じ流派の方がいいと思い、幾つもある音源からやっと探し出しました。
なんだ。。。また「長唄の美学」。。。
と思いつつ、凄い事を発見!
太鼓 藤舎清子師。。。私の尊敬する太鼓名人の演奏家の方です。私の師匠のお師匠様でもあります。
ほほう!これはこれは貴重な音源です。
しかし。。。なんか「神舞二段目・三段目」の手が微妙に違う。。。私の持っている附けは、以前の大皮の流派のものですから、もしかして今の流派とは違うのかも知れません。
他に音源はないか。。。これからちょっと家捜しをしましょう。