東音会50周年記念演奏会 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

昨日は夜勤明けでしたけれど、疲労と眠さでちょっと体力が心配でしたけれど、国立劇場に行ってきました。
昨日の演奏会は天覧演奏会で天皇陛下ご夫妻がいらして、最後の二曲を鑑賞されて行きました。
生天皇陛下。これで二回目です。感動。

走ったのですが、国立劇場に着いたの、もう開演を過ぎていました。
『操り三番叟』の最初の下り端のところで入場。
まあ、本当の最初に間に合わなかったけれど、下り端のところだったら、間に合ったも同然です。
劇場に入る際、さすがに天覧だけあって、金属チェックはされるし、荷物検査されるし、周りは目つき鋭い公安の人がいっぱいだし、なんかすごっく物々しかったです。

『操り三番叟』
三番叟もの大好きな私は、中盤のモミダシ以降からすっかり三番叟パワーで目覚めました。
三番叟はお目出度いご祝儀曲。なにせ“五穀豊穣・国土安泰”を願う曲ですものね。
しかし、ご祝儀曲って他にも色々ありますが、三番叟ものって何故か幸せ気分になれるんですよね。
そうそう、今日の演奏は笛と太鼓がお二人。
竹田(太鼓の手の名前です)のところ、打ち合わせしていらっしゃいました。フムフム、打ち合わせの竹田もなかなか良いものです。
幸せ感100%から150%にアップした感じでした。

『抄曲十二ヶ月』
月に応じた曲のメドレー。
一月『新一つや』
昭和三十二年に発表された長唄。作詞は、私の大好きな久保田万太郎氏、作曲が山田抄太郎氏。『都風流』と一緒???
初めて聞いたのですが、オチャメというか粋というか、楽しい曲でした。当然、今日はカットバージョン。全曲聴いてみたいと思いました。
いきなり、江戸情緒ある長唄から始まり期待感上昇しました。
二月『鷺娘』
江戸情緒ある粋な曲の次にこの大曲を持ってきますか。
その演出が憎い。
しかし、この曲はやっぱり一曲として聴きたかったです。
何せ、お囃子の良いところ。。。陰囃子じゃつまらない。
三月『助六』
『助六』は地味というイメージがありますが、なかなか艶やかな演奏でした。しかし、この曲は難しい。
未熟な私には、まだその本当の味わいが分かりません。
四月『花見踊り』
抜き差しがお囃子のお浚い会のような抜き差し。
お囃子大好きな私には最高でした。
出の合方は、春らしくとっても楽しい気分になります。
本日の演奏者の方々、黒紋付でなくてピンクで揃えられていて、美しかった。しかし、女流の方ばかりだったから、ピンクで可愛いかったです。
五月『菖蒲浴衣』
さすがにコマーシャルソング。菖蒲の浴衣が欲しくなりました♪
なんちゃって(*^。^*)
六月『都鳥』
演奏者の方々、浴衣でとっても涼しげでした。
けっこう、この曲を演奏会で耳にする機械が少ないのですが、なかなか粋で良い曲ですね。
七月『五色の糸』
七夕を題材とした良い曲。これも、カットバージョンではもったいないわ。一曲として聞きたかったです。
八月『筑摩川』
お囃子入り(陰でしたが)で初めて聴きました。
カッコいい♪
題名からその川の情景を現した曲と錯覚しますが、実はチャンバラ物語が題材なのですね。
九月『夜遊楽』
高音の三味線。初めてみました。ミニで可愛いです。
秋の夜長。しっとりとした秋の宴の情景が浮かびました。
十月『新曲浦島』
そろそろ・・・飽きてきた・・・
好きな曲なのですが、浜唄がなくてつまらなかった。
十一月『月の巻』、十二月『廓丹前』
・・・すみません。さすがに92分はつらい。
ロビーで聞かせていただきました。

さて、後半の出し物、いったん休憩。
後ほど書かせていただきます。