# ローマは一日にしてならず | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

芸事というのは、何事も日々の積み重ね。

新しい小鼓の皮。
初めはカチカチ状態で、“ポン”と鳴らしたつもりでも、“ピアーン”というような、ピッチの高い音がする。
これを、柔らかい音にするには、遥かな時間が掛かる。
深みのある音にする為には、八十年も百年も掛かるといわれる。

「新調の小鼓を早く音がでるようにする方法はないのでしょうか」
と師匠に聞いた事がある。
皆さん、色々な方法をあみ出している。
打ち込まれた小鼓の皮というのは、柔らかく弾力がある。
カチカチな