お月浚い終了@『供奴』・『老松』 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

一昨日は冷たい雨でしたが、昨日はとっても良いお天気でした。
ありがたや、ありがたやです。
だって、楽器はあるし、着物だし・・・ついでに電車混んでるし・・・。
本日は内輪の会という事で、新人の私がしあまり目立ってはいけないと思い、気張らずの地味な着物をチョイス。
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昨日は、
〇〇大学長唄部の女の子二人の『五郎時宗』からスタート。
ある方のお嬢様が〇〇大学に入学されて、長唄研究会を作られたそうだ。すごい!
そうそう、我が師匠であるお家元も△△大学で長唄研究会を大昔に作られたそうです。そうそう・・・
たまたま、ネットで出会って、リアルでもお知り合いになった日本舞踊家さんがいらっしゃいますが、なんと△△大学でその研究会OGと知って吃驚した事がありました。
ネットで知り合って、リアル友になった方々の中にも、あちらこちらの大学の長唄研究会ご出身の人が何人かいます。
そういう長唄との出会いの方もいらっしゃるのですね。で、若くて熱いうちに一生懸命に練習するから、みなさんかなりお上手ですよね。
二番目は小学校チームのお子様方の『小鍛冶』。子どもといっても侮れない。上手でした。
で、何かあって次が私の再デビューの舞台でした。
『供奴』・・・
はあ、頭痛するくらいに緊張しました。血圧絶好調だったと思います。
タテの息が遠くて悪戦苦闘。一生懸命に耳を澄ませました。
そうそう、二のネジに癖あるんですよね。ああ、この楽器を使ってもう少し練習しておけばよかった。
なんて、反省点いろいろです。
そして、ドキドキ冷めやらず、五曲後にまたまた『老松』の唄。
観客にいた母が「まったく、どこかの少女のような唄い方」と笑っていました。
本当に、真剣に唄を勉強しなくちゃいけないのですが・・・、お稽古を増やすの今は難しい。
一日が72時間くらいだったら本当に良かったのになぁ。

最後は三本締めで〆て、そのまま総会に。
「新人・・・いや、本当は新人ではないのだけれど・・・」とお家元先生が会員の皆様に紹介下さった。
若かりし頃の私を知っている方が吃驚して「えっ!fuyusunなの??!」という感じだった。
中には小学生だった頃から顔見知りの人も・・・
そうそう、事務局のUさんが、
「本当にみんなは昔のままのあなただと思っているのよね。自分たちも歳をとるように、あなたも歳をとっているのにね」ですって。確かに♪
私もおばちゃんの年頃になりました♪

さて、十月から再入門して、こうして納会にも出席させていただいて、超特急だった。
「継承」という決意を持っての再入門。うーん・・・「できるのかな?」とまだ心揺らいでいるところがあるんだけれど、もうスタートラインをスタートしちゃったから、もう前に進むばかりなんだよなぁ。
さて、プロローグ終了。来年からいよいよ本格的にドラマが始まっていく。頑張ろう!