三味線のお稽古@今年最後だ! | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

本日から『小鍛冶』のお稽古に入った。段切れまで超特急♪はやっ!
お囃子が入るバージョンとお囃子がない時のバージョン。弾き方の違いを教えていただいた。
平成二年の国立の会(杵百)で、その他大勢の中で弾いたのを覚えている。もう二十二年前の話だ。。。
あの会で、一緒に亡き大皮の師匠のもとに入門したエミちゃんに出会ったんだよなぁ。
あの会がきっかけで、大皮の師匠に入門する事を決意したんだよなぁ。
そんな事を思い出した。
そうそう、
お囃子的には“槌の合方”の終わりが「チレチーンシャン」だ。
そして、
「打つという~」と唄が始まって、お笛の「ヒィー」で来序がスタートするという風に理解している。
しかし、三味線的には「チレチーンシャン」の前で合方は終了。「チレチーンシャン」は来序の掛りという解釈らしい。
へえ!いやいや、これは凄い収穫です。
お囃子チームは前の合方の上げをしているけれど、三味線はもう次のステージに行っているんですね。
でも、だからと言ってお囃子無視で、「来序の掛りなのよ!」とはじめちゃいけない。
なかなか、技のいるところです。終わりであって始まりの技術。
(すみません。長唄をやっていない人にはぜんぜん分かりませんね)

お家元先生はお囃子の腕前もなかなからしいです。
大概、邦楽の世界が稼業の方というのは、ご自分の専門以外にも他の関連分野のお勉強を子供の頃からされますね。
本当に大変だと思います。素人の家に生まれてよかったですよ。
お家元先生のお囃子の初舞台は中学一年生だったそうです。『小鍛冶』(のたぶん太鼓)を出されたそうです。
本日も、三味線を弾きながらお囃子の唱歌を仰っていました。すごい!
私も、いつかお囃子の唱歌を言いながらお三味線を弾けるようになりたい。
まだ、弾き唄いも今一つ。まじ頑張らなくちゃ!

今年は本日のお稽古でお稽古はおしまいです。
十月から初めて・・・超特急だな。約二十年の空白(厳密にいうと十八年の空白)。なかなか埋まりません。
来年は更に更に頑張らなくちゃ。
いよいよ、週末はお月浚い。
本日、白ねじと象牙の撥で弾いてみる。やっぱり木撥やブラ撥に馴れているから、象牙は使い勝手がぜんぜん違います。もっと前から本番用の楽器で練習すべきだった。反省です。

さて、明日は夜勤。そして明けて夕方からお囃子のお稽古。翌日がお月浚いの本番。とにかく忙しい日々なので、ちょっとずつ準備。していかなければ。