
クリント・イーストウッド監督作品、「親父たちの星条旗」に引き続き、今日は「硫黄島からの手紙」を見てきました。
前作同様、今度は日本から見た硫黄島の戦いが舞台です。
主役の渡辺謙さんも良かったですが、二宮和也さんの演技も良かったです。
本当に戦争って悲しいですよね。
どんどん、散っていく若者の命。
戦いで失う以上に、玉砕というのは本当に犬死という感じですねえ。
擂鉢山が落ちて、そこの部隊は北の本部に合流を命じながらも、それを無視して勝手に玉砕してしまう。何もしらず散っていった一般の兵士が本当に気の毒でした。
この硫黄島戦線の総指揮官の栗林中将という方も、若かりし頃アメリカに留学をしていたといいます。
アメリカ被れとか言われ、優秀な軍人であったにも関わらず、玉砕間違いない戦場に派遣されたのはその為という説もあるようです。
また、西中佐という人物もかつては、アメリカで開催されたオリンピックで乗馬の競技に出場し金メダルをとった人物だそうです。
彼もある意味、親米派と思われていたんでしょうね。
つまり帝国日本において煙たい存在を、こういった場所に送り込んだのではないかなぁと思いました。
・・・実際は分かりませんが・・・
しかし、何でもそうですが上司の出会いは大切ですね。
軍隊は特にその出会いにおいて、運命が大きく変わるものだなぁと思いました。
硫黄島は今だ一万三千人の骨が埋まっているそうです。
また、当時使用された武器などもそのまま残されているようです。
洞窟にも、当時のまま残されている部分もあるそうです。
第二次世界大戦に敗戦して、もうずいぶんの月日が流れていますけれど、その傷はまだまだ癒えていないのかも知れませんね。