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英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
(2011/09/02) コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ 他 商品詳細を見る |
吃音症に悩んでいたジョージ六世の本当のお話らしい。
現在の女王のお父様のお話ですね。この方はジョージ五世の次男として生まれた。
兄はエドワード八世。不倫の末、彼は愛を選択し王位を捨てて彼女のもとに去った。その兄からジョージ六世は王位を継承した。
なんか・・・英国の王家の方は不倫が好きなのだろうか?この方の孫に当たる人も不倫の末に愛を全うして離婚そして再婚しましたよね。
言語聴覚士のライオネル・ローグを演じたジェフリー・ラッシュ氏。どこかで顔と思ったら、パイレーツカルビアンのヘクター・バルボッサをやっていた人ですね。いつも海賊で汚い恰好のイメージが大きいので思い出すのに苦労した。
ジョージ六世の妻。つまりエリザベス王妃を演じたヘレナ・ボナム=カーター。この人も「どこかで観たぞ・・・それも最近」。やっぱり!ハリポタシリーズでベラトリックス・レストレンジを演じた女優さんだった。
ジョージ六世の自分の弱点に向き合い、その壁を乗り越えようという努力に感服した。
また、人の出会いですね。ローグは医師でもない。心理学の研究者とかカウンセリングの資格を持った人でもない。いわゆる「怪しげな人」。しかし、ローグという人は下手な精神科の医師よりも、下手な心理学者よりも、カウンセラーよりも人の心に勇気を持たせ、その人自身の弱点をきちっと向き合わせ乗り越える手伝いをする達人だと思いましたね。
王家の人なのに、よくぞこんな怪しい人の元に・・・なんですがね。ジョージ六世にとっては素晴らしい出会いだったんですよね。
第二次世界大戦突入。いよいよナチスドイツとの戦争に突入する。
ジョージ六世は、初めて苦手なスピーチで国民に呼びかけなければならないことになった。
一生懸命に苦手を乗り越えるという事は、そこに真心がこもるからその真心によって説得力が生まれるんでしょうね。
素晴らしいラストシーンでした。