井の頭公園駅から、今日は商店街から住宅地の方を通って、狛江橋近くから公園に入った。
「この近くにいときり団子屋があったんだけれど・・・どこだったかな」とぼやく母。
母は過去に行ったことがあるらしい。でも、私はけっこう有名なお店だというのに一度も行ったことがない。
それらしき店・・・分からない・・・。
と、後で調べたら、私が「あれは美容院だよ」と言った店がそうだったようだ。
何気に美容院の看板のように見えた。今度行ってみよう。
このあたりは、小学校・中学校の同級生が沢山住んでいた場所なんだけれど、、、
知っている名前の表札・・・無かったな。みんな実家ごとどこか行っちゃったんだろうな。
何気に寂しい気分。
ただ、新興宗教の教祖様を祖母に持つ同窓生の家は当たり前だが健在。ちょっと安心した。
小学生時代からボロボロの家。今もボロボロ。さて、この家はいったい何年ボロボロなのだろうか。住んでいる方。たぶん代がわりしていると思うのですが・・・。謎のお家だ。
公園はバザーみたいなイベントをやって賑わっていた。
「井の頭公園の歌姫」という女の子がすごい人を集めていた。しかし、そのわりに唄・・・うーん。
初心者レベルの津軽三味線の子がいた。観客一人もいなかった。やっぱりなぁ。もっと勉強せにゃあかんぜよ。しかし、その心臓に脱帽。

弁天様をお参りする。ちょうど勤行の時間。天台宗だから(「だから」だと思う)とても激しい感じ。太鼓の音が心地よい。このご住職。太鼓上手いなぁ。私もこんな太鼓を打ちたい。感動した。とても心地よい太鼓の音だ。
折しも、今お稽古している曲の一つが『竹生島』だ。弁財天は女神なので柔らかなイメージがあるけれど、いやいやこの勤行の激しさ。「天女の舞」とかいってもけっこう激しい。お経を聴いていて「なるほど」と思った。
こんなところで、長唄の勉強。ありがたい事です。

七井橋方面から吉祥寺に出ました。売店近くの竹林。すごい!春まで筍だったんですかね。ちょっとびっくりでした。
曇り空なのですが、ちょっとムシムシする午後。こんな風景にも涼を感じる。
そういえば、七井橋通りの「いせや」。今月いっぱいであの店は無くなるらしい。
「いせや」前。こんなに並んでるの始めてみた。すごい行列。
やきとりの「いせや」は井の頭公園近辺の老舗だ。私がまだまだヨチヨチしていた頃から「吉祥寺名物」の老舗だった。公園通りの本店はだいぶ前にビルを建てて綺麗にした。
そして、今度は・・・。本店の方は馴染がないけれど、こちらは何度か来たことがある。うーんと昔からボロボロの汚いお店。安くて美味しいけれど、こんなに並んでまでのお店とは思えない。
「店じまい」ニュースの影響でしょうね。しかし、並んでいる人を見ると違う気がする。
おじいちゃん・お父さん世代がここにお世話になって、そのおじいちゃん・お父さんを忍んでという人たちがほとんどだなぁ。
テレビでヒットした『俺たちの旅』にもこのお店出てきたけれど、やっぱり私より一世代も二世代も昔という感じするなぁ。
わが青春の場所。つまらない公園ですが、何気に母の胸で眠る赤ちゃんの気分になる場所だ。