難題いっぱい | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

今回の課題は一筋縄ではいかないものばかり。
キャーッ!ヘルプミーです。

まずは小鼓の練習。
「賤機帯」は本当に難しい。
手がどうとかそういう問題じゃなくて、音楽そのものが難しいです。
という事で手順は覚えていても、その音楽に付いていけない。
ちょっと最悪な状況に陥っています。
たぶんこういった曲って、しっかり手順を身に染み込ませていないとお話にならないのでしょうね。
頭の中で附けを追っている内は、追う事に力を注いでしまうから、唄や三味線の息を感じて自由自在にノリについて行くことができないのでしょうね。
練習しながら、すごい自分を成長させる曲に出会っているんだなぁと感じます。
まあ、クリアできなければ成長にはつながりませんけれど。
これから暑い夏に入るというのに、なかなか熱い曲に出会ってしまったものです。

この曲は梅若伝説の曲で、子どもを攫われた母親が子どもの消息を追って京の都から隅田川まで辿りつくんですよね。
この主人公の母親は子を思う余りに狂女となっています。
結局、母親は出合った船頭によって子どもが死んでしまった事を知るんですよね。で、話の結末は隅田川に身を投じたとか、子どもの幻影を見ながら隅田川にはまって亡くなられたとか。。。そういった結末なんですよ。
こういった曲を演奏するのって、生半可じゃ罰があたる感じがします。
気持ちを込めて小鼓を打たないと。。。
その為には、いつもの何倍もの練習が必要な気がします。
一生懸命に練習しているつもりなんですけれど、ぜんぜん足らないです。もっと集中をしなければいけません。

太鼓の練習も難関ばかりです。
今回、はじめて出てきた「長地」「ヲロシマクリ」という手は本当に難しい。
手ばかりじゃなくて。。。けっこうノリが難しい。
確か小鼓でお稽古した時も「これからまだまだ課題多き曲」と位置づけた曲でしたね。
「賤機帯」とはまた違った難しさがこの曲には隠されています。
新しい手については、少しずつクリアしつつあります。
つい先日まで「長地」病に罹っていて、歩いていても寝ていても、おまけに仕事中にも頭の中を長地の手がグルグル駆け巡っていまして、私はこのままだと長地ノイローゼになってしまうと非常に危機感を感じてしまいましたが、御蔭様でそのノイローゼ状態から脱する事ができました。
手については、とにかく数打って体に覚えさせるしかないのですけれど、ノリについては曲を良く勉強しないと。。。

はあ。。。久々に課題が多くて。
けれど、この課題を一つ一つクリアしていって。。。
この時に感じる達成感が楽しいのですよね。

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