着物日和 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

今日の東京はとっても良いお天気でした。
秋の晴天に恵まれた今日は、久々のお稽古でした。
なんか明るめの着物を着たいと思って、今日は黄色系の紅葉柄の着物を着てお稽古に出かけました。
紅葉柄で季節限定というイメージがあってあまり着ない着物なんですけれど、今日は秋晴れの爽やかな日だったので久々にこの着物に袖を通しました。

今日はとっても爽やか。風邪薬の影響とこの爽やかさでなんかとっても眠かったです。
お稽古なんだから、しっかりしなくっちゃ。
と思いつつ、行きの電車の中でウトウトしちゃいました。
約二十分くらいその電車に乗っているんですけれど、とっても気分が良かったです。

さて今日から「高砂丹前」のお稽古に入りました。
この曲のモデルになっている謡曲の「高砂」に出てくる男女は老夫婦なんですけれど、長唄の場合は奴さんと腰元とヤングな二人。
この曲って、たぶん聴いた事があるんですけれど印象に薄い曲で今回初めてじっくり聴きました。
なんか「高砂」と聞いただけで、「地味ーぃ」という先入観があって、今まで聴き流していたんでしょうね。思っていた曲想と全然違って、けっこう軽快で楽しい曲なんですよ。だから打っていてとっても楽しい気分になれます。
けれど、何故か冒頭は重いイメージのある次第という手組みからスタートします。
やっぱりベースが謡曲「高砂」だからなのかな?

小鼓で次第をやるというのは初めてです。
大皮では何度も次第のある曲をやっているんですけれど、いつも苦労するのが、謡かかりの部分。
唄が謡曲のように唄う部分があって、それに合わせて打つというのがどうも苦手です。決まればカッコいいのですが…。
あの部分って、知っている方はお分かりになると思いますけれど、唄い手さんによって個性ありますよね。
唄方さんによって同じ曲なんですけれど、微妙に皆様違いますものね。
どんな唄い手の方でも合わせられなきゃいけないのですから、この部分はしっかり勉強しなくちゃいけないな。

今日は10月最後のお稽古でした。
次回お稽古は11月に入っちゃいます。なんだかんだでもう年末になって行くんですね。
そうそう、年末は色々な演奏会が目白押し。
あれもこれも行きたいものばかりなんですけれど、仕事を持つ悲しさかな。あれもこれもはスケジュールが難しいです。
絶対に逃したくないという演奏会を吟味してスケジュール調整しなくっちゃ。