![]() | 鬼がゆく 江戸の華 神田祭 (2009/05) 不明 商品詳細を見る |
今日はお囃子のお稽古。太鼓は『神田祭』、小鼓は『喜撰』です。
どちらも、軽快で明るい長唄ですね。
そして、私の苦手なジャンルの長唄です。聴くのは好きなんですが・・・
「軽快」というのが超難しいです。
太鼓の細撥は本当に難しいです。お神楽から来ている手ばかり。口唱歌を真面目に打っていると重くて、ぜんぜん雰囲気でなくなってしまいますので、軽快さを目指して演奏するのですが・・・
この「軽快」が非常に難しいです。
軽快さを気にかけすぎちゃうと、ついつい間がこけて跳ねすぎちゃいます。
長唄のお囃子としては下品になってしまいます。
「江戸前だね」と注意を受ける時があります。
祭りなんだから「江戸前」は褒め言葉と思いがちですが、けっして褒められているわけではありません。長唄としては下品だよと遠まわしに仰られている注意なんですね。
神田祭は、江戸幕府公認のお祭りとして始まったらしいです。
ですから、スケール的にも格的にも、普通のお祭りとは違う感じです。
たまたま、グッドタイミングに、冒頭で紹介した本に出会いました。神田祭のスケールの大きさは知っていましたが、どのような歴史があって、どんなお祭りか知りませんでしたので、あらためてすごいお祭りなんだなぁという事を知る事ができました。
「祭りは祭りでも江戸の祭りなんだから」という師匠の言葉の意味がなんとなく分かる気がします。
しかし、重くならず軽快に表現するというのは難しいです。
祭りは祭りでも江戸の祭りのイメージは分かるんですが、それを表現する技量がないのですね。
とにかく練習あるのみ♪ファイト。