永久に幸せな | ふわり、言の葉|鵜飼秋子

ふわり、言の葉|鵜飼秋子

言葉が、ふわり、想いとなって届きますように。
本質的な叡智のバトンに参加しながら、人という存在のこと、そこに流れる人生のことを綴っています。あなたの人生を選択する道しるべとなることを願って。

 

 

 

 

 

一緒にいるだけで…

 

その感覚を、思い出したい。

 

 

 

たとえば、体育館に移動するとき

あの人の横顔がみられること。

 

 

たとえば、授業中

あの人が視界に入っていること。

 

 

見えているだけでいい。

 

 

目があうだけで飛び上がるほど嬉しくて、

言葉を交わせればもう幸せ。

 

 

同じ空気を吸って。

 

 

それだけで

嫌なことなんて吹き飛んじゃう。

 

 

 

でも。

 

 

 

なぜ、

 

一緒にいると決まった途端

その感覚がなくなってしまうのだろう。

 

 

 

 

一緒にいるからには、

あれをしてほしい、これをしてほしい。

 

これは絶対しないでほしい。

 

 

 

 

同じ空気を吸って

 

それだけで、幸せなはずだったのに。

 

 

 

 

 

みんな

 

思い出したいはずなのです。

 

一緒にいるだけで、幸せな

 

その感覚を。

 

 

 

心に

 

いるだけで、幸せな

 

その感覚を。

 

 

 

 

どこにいたって変わらない。

 

何をしてたって変わらない。

 

 

 

 

永久に、幸せな

 

その感覚を。