無数の気づきに気がつきようがない | ふわり、言の葉|鵜飼秋子

ふわり、言の葉|鵜飼秋子

言葉が、ふわり、想いとなって届きますように。
本質的な叡智のバトンに参加しながら、人という存在のこと、そこに流れる人生のことを綴っています。あなたの人生を選択する道しるべとなることを願って。

バトン1日目。

今日からスタートしました。

 

 

 

 

 

 

 

以前出雲バトンの時にご一緒させていただいた方が、今日のお昼に、四国・徳島からご到着。その方のお話を聞きながら、前にお会いした時よりもずいぶん元気に楽しくご自分のことをお話されるようになったな、と感じて嬉しくなりました。

 

あれから、本当のその方らしく変わったんだな、と。

 

前にお会いしたのは、今年の1月。

あれから、9ヶ月も経ったのですね。

もしかすると、私にも自分では気がつきようのない変化が起こっているのかもしれません。

 

こんな風に、久しぶりにお会いした方の変化が感じられるのは、

私にとって、とっても嬉しいこと。

 

 

 

 

 

さて、バトンでの雑談中、たか子さんがこんなことを言っていました。

 

 

 

「私は、能面だったのに、それをいい感じだと思っていたんです」

 

 

 

たか子さんは、関西バトンが開催される時には、毎回ご参加されている方。

出雲バトンでも何度かお会いしたことがあります。

 

たか子さんが「能面」と言っているのは、実は過去の自分のこと。

 

バトンに来る前の自分は、自分では気がつきようもなかったのだけれど

「能面」のようになってしまっていたと言っているのです。

 

たか子さんは、自分のその状態に、後になって、はじめて気がついたといいます。

 

バトンの場で

「あの時のたか子さん、全然、表情がなかったんだよ」ってたぶん言われて。

 

 

 

たか子さんは、今日こんなことを話していました。

 

「今になって思えば、私は感情を必死に消そうとしてたんだなって思うんです。

いつも自分自身がイライラしてて…。

自分の思いどおりにいかないと、怒って、イライラして、周りに八つ当たりして。

でも、そんな自分は、自分でも嫌だったんです。

 

だから、イライラを必死に消そうとして。

イライラを消すことで、私は穏やかになっているって、その時は思っていました」

 

でも本当は、感情の処理とか何も終わってなくて

人間なら当たり前にある感情を無理やり消そうとしていただけ。

結果、自分でも気付いていなかったけれど「能面」になってしまっていました。

 

と、いうことだろうと思うのです。

 

 

こんな風に、たか子さんが話せるのは

 

 

 

今の自分が、それとは全然違う状態だって気がついたから。

 

もっともっと自分が感じたい、大切なものに気がついたから。

 

 

 

そして

他人が自分の変化をつぶさにみて、変化に気がついてくれたから。

 

なんだろうと思うのです。

 

 

 

 

 

実際、バトンの場に参加することで「気がつく」ことは無数にあります。

 

通常、「あ!自分ってこんなもの大切に握りしめてた!」とか

ポツリポツリと気がついていくのですが

 

バトンの場合一つ一つ気がつく感じではなく
その人の本質には不要なものを、一気にごっそりと外していきます。
抽象的な言い方をしますが、
一つ一つの出来事で気がつく感じではなく、大きなストーリーごと外しますから

何十個、何百個という「気づき」が、意識の変化として、その人に起こっています。

 

ですが、そのことに自分で気がつくことはできません。

 

自分の変化に自分では気がつきようが無い、というのはそういうことです。

 

 

 

 

私も自分の変化に、自分で気がつくことはできませんでした。

バトンの場で、ずっと私を見続けていてくれる方たちが大勢いるからこそ、自分が「変わったんだ」と自覚できたのです。

 

どうして自分が変わったのか。

その変化の全貌を自分で説明することはできません。

 

でも、この意識の変化の過程が、誰かの変化の為になるのかもしれない。

そう思うからこそ、こうして毎日ブログを綴っています。

 

 

 

 

 

 

 

バトンの場には「気づき」が無数に溢れています。

 

それは、その人の変化を自分のことのように喜ぶ人がいてくれるからであり、

その人が変化する過程をじっと見守る人がいてくれるからです。

 

自分の変化の過程が、きっと、別の誰かのためになる。

そう、強く信じる人たちがいるからです。

 

 

 

その人が、その人らしくいてくれること。

 

そのことを、心から喜ぶ人たちがいる。

 

この場が、他の場とは比べ物にならないほどの

無数の気づきに溢れる理由は

 

そんなシンプルなことだったりもします。

 

 

 

誰かの、気づきの一瞬の出来事になりたい。

 

私も、シンプルにそう思います。

 

 

 

 

今日は、雨がよく降る一日でした。

お庭の草花が、水滴に濡れているのも綺麗。

 

晩ご飯は、レタスの豚肉蒸し、舞茸とエリンギのホイル焼き、お刺身、お味噌汁。

徳島からご参加の方も一緒に作りました。

お台所で、その方が頑張ってくれてる様子を見るのも、なんか嬉しい。

 

 

 

 

 

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