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ふ~さんの音楽とか料理とかのブログ

日々考えていることとか日常のこと中心です

紅ほっぺは、ボクが選抜した「かなこまち」の親です。正確には♀紅ほっぺ✕♂やよいひめの交配の母親。


一方で、世の中でイチゴの話題になっている「あまりん」は♀やよいひめ✕♂ふくはる香の交配。


紅ほっぺは♀章姫✕♂さちのか。ふくはる香は♀章姫✕♂さちのかで、祖父母まで辿れば同じです。しかし、品種特性がかなり違うのは、かなり意味があります。


イチゴは8倍体だけど、同質倍数体なので2倍体の遺伝をすると言われているので、祖父母の遺伝子をどれだけ受け継いでいるかによります。


例えば株あたりの収量は紅ほっぺは600g/株ですが、ふくはる香は500g/株と少なく、同じ交配なのにかなり差があります。これは、ポリジーンがどれだけ重要かを示唆しています。



さて、今回、紅ほっぺを選んだのは、かなこまちと交配親との比較の確認です。もちろん、自分の栽培で比較はしてますが、両品種とも同じ環境で、必ずしも品種に合った最適化をしてないからです。


ちなみに試験は2月28日(土)に行っています。



今回はいつも通りの対照品種が真ん中上4パックの海老名市の武井さんのかなこまち。

下の左は平塚市の相曾さんのかなこまち。真ん中が小田原市の小清水さんのかなこまち、右は小田原いちご部会の紅ほっぺ。略称は産地の市で示してます。同じかなこまちでも、かなり大きさや色に差があります。


外観比較


果形

 紅ほっぺ  先端がやや丸みのある円錐形 整形 そう果かなこまちと同じくらい。果面のデコボコはない。

かなこまち海老名産  長円錐形 整形。果面のデコボコはない。ヘタ下のくびれあり。

かなこまち 小田原産 長円錐形 整形。果面のデコボコはない。ヘタ下のくびれなし。

かなこまち 平塚産 長円錐形 若干の縦溝が見られる。先端が尖るものとやや平たいものが混ざる。ヘタ下のくびれあり。


果色と色ムラと光沢

紅ほっぺ  赤色 色ムラなし。表裏の色乗りは均一。光沢は8くらいで、ややかなこまち海老名より少し劣る。

かなこまち 海老名産 表裏とも濃赤色で均一。光沢は10で、強い。


かなこまち 小田原産 表裏とも濃赤色で均一。ただし、熟度が4.5〜5と混ざる。光沢は9〜10。

かなこまち 平塚産 やや淡めの赤色。色ムラはない。先端がやや透けている。光沢は7。紅ほっぺより少ない。

そう果の色

紅ほっぺ  黄銅色〜赤色〜黒いものまであり、果実によって変化大きい。

かなこまち 海老名産 ほぼ均一に表裏とも濃赤色。

かなこまち 小田原産 黄銅色〜濃赤色まで変化あり。表裏でも異なる。

かなこまち 平塚産 黄色味〜黒いのまでかなり混ざる。


ヘタの形状

紅ほっぺ  薄くてごく小さめ。果実にぴったり密着

かなこまち 海老名産 やや硬めの水平に張っているものが多い。

かなこまち 小田原産 海老名産と似ているが熟度浅めのは果実に被る。

かなこまち 平塚産 かなり時間が経って水分が抜け気味の感じ。水平より上にバラバラ張っている感じ。


果実内部比較


香りの強さ

紅ほっぺ ☆☆☆☆☆☆☆ 7 

かなこまち 海老名産 ☆☆☆☆☆☆☆ 7 

かなこまち 小田原産 ☆☆☆☆☆☆☆ 7 

かなこまち 平塚産 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8


香りの質

紅ほっぺ バラ科のフローラルな香りに、赤ブドウの皮の香りが含まれる

かなこまち バラ科の香りに、僅かやよいひめの甘い香りのニュアンス。

かなこまち 小田原産 バラ科のフローラルな香りで紅ほっぺに近い。

かなこまち 平塚産 基本バラ科のフローラルな香りであるが、甘い果実に特有の香りも含まれる。


※紅ほっぺは大人しくあまり主張しない感じ。今回のかなこまちの香りは海老名、平塚とも主張は少なめで、強い香りではない。平塚産のみ熟度の高い果実の匂いがある。今回も、胡麻のような香りは全くない。


甘味の強さ

紅ほっぺ ☆☆☆☆☆☆☆ 7 

かなこまち 海老名産☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
   先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8〜9

かなこまち 小田原産☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
   先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8〜9

かなこまち 平塚産 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
   先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10 

※紅ほっぺはさっぱりした甘味で、これが全体にあっさり感となるのかもしれない。 あっさり感は言葉を変えれば味が薄い感じがします。
かなこまちの方は甘みは強いがやや丸みのある感じ。


甘味の持続性(後味の余韻)

紅ほっぺ ☆☆☆☆☆☆☆ 7

かなこまち 海老名産☆☆☆☆☆☆☆☆☆9 

かなこまち 小田原産☆☆☆☆☆☆☆☆8

かなこまち 平塚産 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆10


※紅ほっぺの甘味は標準的で、今でもこのくらいであれば良さげだが、やや酸味を強く感じるせいか、甘酸っぱい印象を残す。かなこまちは持続的な甘さの余韻ありました。特にかなこまち平塚産は寒締めと水分控えめを両方やっているのか!? 甘さが全体に回って凝縮した感じ。


酸味の強さ

紅ほっぺ ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8

かなこまち 海老名産☆☆☆☆☆☆6

かなこまち 小田原産 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8 

かなこまち 平塚産 ☆☆☆☆☆☆ 6


※紅ほっぺはそれなりに酸味があるが、甘味があっさりなので酸味をより感じる。かなこまちは明らかに紅ほっぺより酸味があるが、意外と糖度とのバランスで少なく感じる。


食味の濃厚さ

紅ほっぺ ☆☆☆☆☆☆☆ 7

かなこまち 海老名産 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10

かなこまち 小田原産 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

かなこまち 平塚産 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10+



食感

紅ほっぺ : 柔らかい肉質で粘質。

かなこまち 海老名産 : 口の中でほどけるくらいのメルティング質で、粘質かつ非常にジューシー

かなこまち 小田原産 口の中でほどけるくらいのメルティング質で、粘質かつ非常にジューシー

かなこまち 平塚産 口の中でほどけるがメルティング質とまでは言えない。粘質。ジューシー感は他のかなこまちよりは少なめ(空洞が僅かあるので、節水気味?)



果汁感

紅ほっぺ ☆☆☆☆☆☆☆☆8 

かなこまち 海老名産☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10

かなこまち 小田原産☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10

かなこまち 平塚産 ☆☆☆☆☆☆☆☆8 



終わっての感想

紅ほっぺの酸がかなり残る感じと、スッと余韻が消える印象が残った。これは、今の甘さのパンチ力がもて囃されるトレンドとはかなり異なる気がする。

もちろん、紅ほっぺの味が好きな人も当然いますし、そもそもイチゴは半世紀前には牛乳と砂糖をかけて食べていたんだから、そんなに甘いものではなかった。

ボクは福羽もダナーも食べてますが、そんなに甘い果実じゃないです。

そもそも、ボクは果実の食味って大多数が受け入れられたら良くて、特別である必要はないと思います。農家の収入が確保できて、消費者が手ごろで買いやすい値段で買えて、家庭でカジュアルに楽しめるのが1番だと思いますね。


武井さんのかなこまちの品質と食味は、今回も安定してました。恐るべき品質の安定性で、ボクが懸念していた貯蔵中3〜4日間は傷みや変質がないから、輸送中の傷みさえないようにパッケージに気をつければ遠方輸送もできると思います。

小清水さんのかなこまちはやや酸味を強めに感じるが、月を追うごとにおいしくなってました。人に贈って喜ばれました(小田原市のふるさと納税の品目にもなってる)。ご本人が言うにはケーキとか加工にするには甘さは足せるが酸味は足せないって言ってたから、加工を意図してのものかも。

相曾さんのかなこまちはあまりんを意識したかのように、果実全体に甘味のある特別品でした。酸味のニュアンスがある分、あまりんより味の輪郭はあるような感じがする。


紅ほっぺは偉大な品種で、収量はおそらく初めて章姫を上回り、食味などもバランスのある甘酸は画期的だけど、しいて欠点を挙げるなら、果実が柔いこと。今回も果面のオシ傷みは思ったよりあって、これは近距離輸送以外無理だと思った。

静岡県の紅ほっぺ後継の「きらぴ香」は絶大な収量と極早生性でありながら、紅ほっぺとなかなか代替されない(その理由は奇形果が多いと聞いた)から、トータルで良い品種を作るのが如何に難しいか!ということですね😀

今回は、2月24日に御徒町の吉池行ったら、かなりレアな越後姫を売っていたので、海老名の武井いちご園さんのかなこまちと比較してみました😀


右が越後姫、左がかなこまち海老名産。越後姫は5個798円。かなこまちは8個800円です。


越後姫はホールパック

かなこまちはふつうのパックです。


外観比較


果形
越後姫  丸に近い円錐形 やや不整形 そう果少なめで果面のデコボコが多い感あり

かなこまち 長円錐形 そう果の密度は越後姫の1.5倍くらい

果色と色ムラ
越後姫  淡赤色〜赤色 色ムラあり、表裏の色乗りはほぼ均一。部分的にやや白っぽくなる(低温管理?)。

かなこまち 武井 表裏とも濃赤色で均一。


ヘタの形状
越後姫  ぽってりして、小さめ。果肉に食い込む。

かなこまち 薄くて、わりと細く撚れて、上下にバラバラと着生


果実内部比較

香りの強さ
越後姫 ☆☆☆☆☆☆☆ 7

かなこまち 武井 ☆☆☆☆☆☆☆ 7


香りの質
越後姫  バラのようなフローラルな香り。かなり良い香り。

かなこまち  今回はバラ科の香り。3日目なので、熟度が進んで甘い匂いが含まれる。

※越後姫は温和だが、芳香剤のような花の香り。今回のかなこまちの香りは熟度が進んで、甘い香りが勝っていた。購入して3〜4日間が消費期限かも。


甘味の強さ

越後姫 ☆☆☆☆☆☆☆ 7 爽やかで、穏やかな甘味

かなこまち ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
    先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8〜9

※越後姫はさっぱりした甘味でごく優しい感じ。かなこまちは強いがやや優しい甘味。


甘味の持続性(後味の余韻)
越後姫 ☆☆☆☆☆ 5

かなこまち  ☆☆☆☆☆☆☆☆8 

※越後姫は口に入れた瞬間の甘味は感じるがヘタに近いボディの甘味が弱め。かなこまちは持続的な甘さの余韻ありました。

酸味の強さ
越後姫 ☆☆☆☆ 4

かなこまち  ☆☆☆☆☆☆6

※越後姫はそれなりに酸味があるが、甘味があっさりなので酸味をより感じるかも。かなこまちは明らかに酸味があるが、意外と糖度とのバランスで少なく感じる。

食味の濃厚さ
越後姫 ☆☆☆☆ 4 かなりあっさり

かなこまち ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10

食感
越後姫 : ごく柔らかい肉質で、章姫並み。粘質。

かなこまち : 口の中でほどけるくらいのメルティング質で、粘質かつジューシー


果汁感
越後姫 ☆☆☆☆☆☆☆☆8 

かなこまち  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10


終わっての感想
越後姫は実は初めて食べたのですが、印象的にはあっさりして、糖は穏やか、酸も穏やか、香りは控えめだけどよい香りで、上品な味だと思う。口に入れた瞬間のインパクトはかなりあります。

ボクは糖に関してはインパクトも大事だけど、さらっとした和三盆糖みたいのが好きで、越後姫にはそういう甘さの質の良さを感じた。

ボクが選抜した個体の中にもそういうのが2個体あったけど、他の形質がダメで選べなかった。

ただ、今のイチゴ愛好者ってやたらとあまりんみたいな甘さの刺激を求める傾向があるような気がして、こういう上品な甘さの品種は今後は選ばれない運命かもしれない🤔 

新潟県で根強く残って欲しい品種だと思いました。

今日はわいわい市寒川店で、イチゴを買いに行きました。


わいわい市寒川店は、主に寒川町、海老名市の農家が出荷してます。

もともと寒川町は神奈川県のイチゴ発祥の地で、今では少なくなりましたがイチゴ農家はいるのです。

イチゴは店内入ってすぐの一等地の棚に置かれていて、開店から凄い人だかりでした。イチゴは何種類かありましたが、かなこまちとやよいひめともういっこを買いました。他にはかおり野とかとちおとめもありました。

次に、いつもの武井さんの直売所へ


武井いちご園の前で、待っていたら初老の紳士がボクの次に並んで、その後ろにダンディな男性が並んで、話し始めました。

.

ダンディ男性→初老男性  「こんにちは。かなこまち(お目当て)ですか?」


初老紳士 「はい。他にも売っているけど、ここのが美味しいって。」


ダンディ男性 「そうでしょ、他にもイチゴ街道にイチゴはあるけれど、こちらが美味しい…かなこまち、美味しいですよね。」


初老男性「はい。特に、ここのが」


ダンディ男性 「直売所でも買えるけど、こちらのが美味しくてね。他の人にはあまり知られたくないね」


ダンディ男性 「かなこまち、形はナンだけど(笑)…かなこまち食べちゃうとね、もう他のいちごは食べられない。香りもすごく良い。」


ダンディ男性 「紅ほっぺも美味しいけど、かなこまちは甘さの質が違うんだよなぁ、爽やかな甘味というか。」


ダンディ男性の奥さんが来て「うちは何パックにしようか?子どもが食べるから4パックかな。」


初老紳士 「うちはお姉さんが来るんで6パック買います。」


ダンディ男性の奥さん 「かなこまち、とても美味しいんですよ❗」  


ダンディ男性「それは、さっき言った❗」


ダンディ男性の奥さん 「香りもすごく良くて…」


ダンディ男性「それも、さっき言ったよ」🤣🤣🤣


ボクは、「現金以外でも買えるんですか?」とダンディさんに聞かれましたが、「現金以外では買ったことないんですよ。」って言いましたけど、あまり会話には加わらずにいました😀



ボクがかなこまちの育成者と言うことは一切言わないで、こうして嘘偽りない話を耳ダンボで聞くのが好きです😃


こうして、様々な人の意見を聞くと、すごく参考になります。やはり、口コミで広まっているのと、自分だけでなく、大切な友達や親や兄弟にも食べてもらっているのが垣間見えます。


かなりリピート率が高いのが伺えます。県民に知れ渡って、リピートしてくれるのが1番良い展開ですね。


なぜなら、かなこまちは品種としてはそれなりに収穫量はある(紅ほっぺより若干少なく、とちおとめ、やよいひめより多い)けど、神奈川県のイチゴ農家数や栽培面積は全国で下から数えた方が早いくらいで、他県に売るほど供給できないし、とちあいかみたいな抜群の輸送適応性はありません。


だから、県内でリピート消費してもらうのが大切だし、品種特性を出せる技術の農家に、儲かるくらいに作ってもらえるのが1番良い傾向だと思います。


かなこまちは農家が高く売っても、それなりに売れてしまうから安売りはしないでしょう。それはイチゴ弱小県ならではの強みで、逆に少ないがゆえの有利販売が期待できるから、無理して売り込まなくても良いと思いました😀 



埼玉県のいちご農家の嘆き!?🥺  あまりんは自分の販路で捌ききれないくらいに面積拡大して、大量生産して、売れないからと安値で叩き売りになっているのか!?


あまりんの収穫量はとちおとめの2/3しかないから、安売り合戦になると共倒れしちゃうじゃんショボーン

シャインマスカットの二の舞いです。



では、買ったイチゴです。


わいわい市で買ったもういっこ、やよいひめ、かなこまち(澤地さん)

武井さんのかなこまち。定点観測だから、置いてみて日持ちも見てます。今のところ、4日間は傷みも出ないです。

   

外観比較


果形

もういっこ 円錐形 かなり不整形

やよいひめ  円錐形 整形で先尖り気味の果実もある

かなこまち 海老名産 武井(以下'武井' と略称) 長円錐形

かなこまち 海老名産 澤地(以下'澤地' と略称) 長円錐形


もういっこ…形はお世辞にもそんな整形ではない。

やよいひめ 非常に整った形。色合いは濃赤色というよりは明るいオレンジかかった色。

澤地さんのかなこまちは、ほぼ武井さんのと同じですが、熟度の違う果実が混じってました。

武井さんのかなこまち。ちょっとだけ、形状の乱れたものもあるけど、ほぼ均一な形状。


果色と色ムラ

もういっこ  やや淡赤色〜赤色  色ムラあり、表裏の色乗りがやや異なる。部分的にやや白っぽくなる。

やよいひめ  やや淡い紅赤色。裏表の色合い均一。

かなこまち 武井 表裏とも濃赤色で均一。

かなこまち 澤地 表裏とも濃赤色。パック内熟度がやや不均一  ( 熟度4と熟度5が混ざる)。


もういっこは表裏の色が異なるのと、白っぽい部分があり、ここは早く傷みが出ます。あまりんも同じような白化症状が出やすいですね。

やよいひめは整形で、裏表は色合いが同じで均一。若干、紅ほっぺやとちおとめより色が薄く、オレンジっぽいのが農家の評価を落としてました。

澤地さんのかなこまちは裏表の色合いは変わらないです。

武井さんのはより濃赤色な感じですが、澤地さんのとあまり変わらないです。


そう果の色

もういっこ 表は赤色、裏は黄色

やよいひめ 表は赤色と黄色若干混じる。裏は黄色

かなこまち 武井 表裏とも赤色で均一

かなこまち 澤地 表裏とも赤色と黄色が混ざる


果実の光沢

もういっこ ☆☆☆☆☆ 5

やよいひめ ☆☆☆☆☆☆☆ 7 ちょっとくすむ光沢

かなこまち 武井 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10

かなこまち 澤地 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9〜10


ヘタの形状

もういっこ やや大きめの果実に重なるヘタ

やよいひめ 中くらいの果実に重なるヘタ

かなこまち 武井 ペラっとして小さめ。少し捩れて先端に1mm程度の小さいチップバーンあり

かなこまち 澤地 ペラっとして中くらいの大きさ。ヘタの捩れやチップバーンはなし。



果実内部比較


香りの強さ

もういっこ ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8

やよいひめ ☆☆☆☆☆☆☆7

かなこまち 武井 ☆☆☆☆☆☆ 6

かなこまち 澤地 ☆☆☆☆☆☆ 6


香りの質

もういっこ さちのか由来?のイチゴが入った清涼飲料水に近い香り。

やよいひめ ややグリーン強めでフローラルな感じ

かなこまち 武井 今回は淡いバラ科の香り。今回は香りの主張少なめ

かなこまち 澤地 香り少なめ。淡いバラ科の香り。


※もういっこはけっこう強めの香り。ストロベリージュースに近い匂いがある。やよいひめはグリーンな感じとフローラルのミックスで、野性味を感じる。今回のかなこまちの香りはちょっと前回より主張が弱め。僅かな胡麻様の香りは今回も全くなし。


甘味の強さ

もういっこ ☆☆☆☆☆☆☆ 7 瞬間的に感じる甘味

やよいひめ ☆☆☆☆☆ 5

かなこまち 武井 先端 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

    先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8〜9

かなこまち 澤地 先端 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9〜10

    先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 7〜9、平均8


※かなこまち武井のは強いがやや優しい甘味で、かなこまち澤地のはガツンとくる甘味があるが、熟度がバラバラなせいか、ヘタに近い方はばらつきがあった。


甘味の持続性(後味の余韻)

もういっこ ☆☆☆☆ 4 

やよいひめ ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8

かなこまち 武井 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆9 

かなこまち 澤地 ☆☆☆☆☆☆☆ 7 


※もういっこはかなり口に入れた瞬間の甘味は強く感じるが減衰が早い。やよいひめはガツンとくる甘味は少ないが、比較的甘味の余韻が続く。かなこまち武井は持続的な甘さの余韻ありましたが、かなこまち澤地はわりと減衰が早いと思いました。


酸味の強さ

もういっこ ☆☆ 2

やよいひめ ☆☆☆☆ 4

かなこまち 武井 ☆☆☆☆☆☆6

かなこまち 澤地 ☆☆☆☆☆☆6


※何回も食べ直したけど、もういっこは酸味ないよね。やよいひめも弱い。かなこまちは明らかに酸味があるが、意外と糖度とのバランスで少なく感じる。


食味の濃厚さ

もういっこ ☆☆☆☆☆ 5

やよいひめ ☆☆☆☆ 4

かなこまち 3L ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10

かなこまち 2L ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9


食感

もういっこ : しっかりした肉質で、やや粘質。中のヘタ近くの中心部は粉質感もあり。

やよいひめ :しっかりした肉質で粘質。ジューシーさも相当にある。

かなこまち 武井 : 口の中でほどけるくらいのメルティング質で、粘質かつ非常にジューシー。

かなこまち 澤地 : ややしっかりめの粘質。最後の甘味の抜けが若干早い。


果汁感

もういっこ ☆☆☆☆☆ 5 

やよいひめ ☆☆☆☆☆☆☆ 7

かなこまち 武井 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10+

かなこまち 澤地 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9



終わっての感想

もういっこの食味評価は、花マル農園の匠さんの本の記述によれば、5点満点で甘味☆3、酸味☆3、硬さ☆4、香り☆4、総評☆3なんだけど、意外と口に入れた瞬間の甘味、うま味がガツンと来る感じです。ただ甘味の減衰が比較的早い。それで、次ももういっこ食べたくなるのかな🙄と思いました。意外と甘味にインパクトあり。


やよいひめは、ボクが交配親にした品種で、ボクが作った時は、もうちょい深い甘さを内包していたのと思っていたので、ちょっと拍子抜けした感じ。やよいひめも作り方や作り手の環境で味が変わりやすい品種なのかもしれない。


かなこまちの2人の差は余韻の残り方が武井さんの方が長く、今回はジューシーさも今までで1番多かったと思う。ただ、同じ品種なので、基本的な性質に大きい差はなかった。



実は、かなこまちの澤地さんのお父さんとは、もう20年来の知人で県イチゴ連会長でもありました。何回も農林水産大臣賞を受賞された方で、県に強くかなこまちの品種化を推してくれた大恩人でもあります。


ボクのイチゴの作り方は県内の何人かの名人に影響されてるけど、澤地さんはその1人です。ボクが作るかなこまちはそれなり品種特性(芸)が出ていると思っていたが、澤地さんのお父さんが作るかなこまちはもっともっと凄い出来になっていて、果実の大きさは1.5倍くらいで、呆気に取られたことがありますびっくり


そして、3年前に澤地さんとFMヨコハマに出演したときに、「かなこまちはすごく果実が大きいのが良い。手順が少なくて済む」と言って戴いた。


実はそこは、選抜でかなり気にした点で、味より何より、本来農家は1日何パック詰められて、収入がナンボになるかが大切。だから、大果は効率が良いです。それに味が良くて単価が乗れば、より良いみたいなもんです。安定した価格で、安定した収入の方が大切だよね。生活の糧だから。


よつぼし、あまりん、紅の雫……、最近は高糖度の美味しい品種はたくさんあるけど、果実の大きさのことや収量をちゃんと考えて作ったのかな?🤔 

今回は、農産物直売所で見つけたおいCベリーとかなこまち(栽培者が異なる2品)を比較しました。


おいCベリーをかなこまちと比較しようと思ったのは、もし自分の任期に時間があれば自ら選抜したかった交配の親だから。


かなこまち✕おいCベリー、おいCベリー✕かなこまちをボクが交配まではして異動になり、その実生を担当者に委ねたのです。しかし、試験結果は1つも整形果が出なかったという結論……そんなことあるかいな🤣と思ったが、何ともビミョー結末😑



事情は……言えませんが……とても無念でした🥲



2月15日は最初、海老名の農産物直売所「海老名グリーンセンター」にまず行きました。


入り口にかなこまちのポスターが貼ってありました。

かなこまちのたくさんのPOPがイチゴ売り場に貼ってありました。

「デカイ!アカイ!ウマイ!」ってイイね〜😃

とちおとめや紅ほっぺもたくさんありましたが…


かなこまちを2パック購入。


かなこまちはみるみる売れて行ってました😀


そのあと、名人の武井さんの直売所に行きました。

11時からですが、たちまち20人並んでました。

ボクの前の人が武井農園さんの常連さんらしき人で、並んでいる人にこちらの園の美味しさを強調していたけど、かなこまちは久しぶりに神奈川県が作ったことについては「むかしは、いろんな品種作ってたのよね」みたいなこと言っていて笑った笑い泣き

実は神奈川県のイチゴの歴史は長いけど、栽培面積は他の県に全然敵わないし、ボクの上司だった方が神奈川県で初めて作った「紅寿」は結局、試作さえされずに終わったのです。

前の人の会話だと、親しい人へのお遣い物にかなり買っているようで、とにかく喜ばれたいから「美味しいものを❗」と言う会話が何回も出た。

つまりは、自分が食べるのもあるけど、贈り物需要としての比率がかなり高いのだと思いました😀


そのあと帰り道に、平塚のあさつゆ広場に寄ったら、「おいCベリー」が売ってたんで、買ってきました。


左は武井さんのかなこまち3L、真ん中は海老名グリーンセンターのかなこまち2L、右がおいCベリー

武井さんのかなこまちは定点観測なので、1日1パックづつ食べてみて、日持ちや品質変化を見てます。


武井さんのかなこまち3L。

海老名グリーンセンターはとりあえず、整形の2Lの方を比較に用いました。デカくてやや不整形のは確か少し安くて780円くらい。


こちらの海老名イチゴ部会のかなこまちも形はほぼ武井さんと同じくらい形は整形です。違いは果肉の盛り上がりとそう果の色くらい。


おいCベリーはだいたい同じ形ですがビミョーに形が揃わないです。ややゴツゴツした印象の形。


外観比較

果形
おいCベリー 円錐形 やや不整形
かなこまち 海老名産 3L(以下'3L' と略称) 長円錐形
かなこまち 海老名産 2L(以下'2L' と略称) 長円錐形

果色と色ムラ
おいCベリー 濃赤色 色ムラ若干あり、表裏の色乗りが異なる
かなこまち 3L 表裏とも赤色で均一。
かなこまち 2L 表裏とも赤色だが、若干色乗り異なる。

おいCベリーの果形。形状は完全な整形ではないですが、まぁまぁまとまった形です。

おいCベリーは裏表で若干色乗りに差があります。


武井さんのかなこまちは果肉が盛り上がってそう果が赤いです。

武井さんのは果実の裏表の色合いは変わらず、均一に色乗りしてます。


海老名いちご部会のかなこまちも整形ですが、若干先の形が尖り気味でしょうか?

裏表の色合いはあまり差がありませんが、裏側のヘタ寄りが若干白いのと、色乗りが薄め。また、そう果が黄色っぽいものが混じる感じです。

そう果の色
おいCベリー 表は赤色、裏は黄色
かなこまち 3L 表裏とも赤色
かなこまち 2L 表裏とも赤色と黄色が混ざる

果実の光沢
おいCベリー ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8  
かなこまち 3L  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9〜10
かなこまち 2L  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

ヘタの形状
おいCベリー 厚めの葉のような感じ
かなこまち 3L ペラっとして小さめ
かなこまち 2L ペラっとして中くらいの大きさ

※おいCベリーが1番栄養生長気味で果実肥大が進んだ感じでしょうか?

果実内部比較

香りの強さ
おいCベリー ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
かなこまち 3L ☆☆☆☆☆☆☆ 7
かなこまち 2L ☆☆☆☆☆☆☆ 7

香りの質
おいCベリー  薬っぽいスメルがある。
かなこまち 3L  若干甘いやよいひめのニュアンス。バラ科の香り。
かなこまち 2L 香り少なめ。紅ほっぺのニュアンス。バラ科の香り。

※おいCベリーはなんか薬っぽい匂いがある。香りというよりスメルです。今回のかなこまちの香りはちょっと前回と変わった感じがする。香りは変動があるようです。

甘味の強さ

おいCベリー  ☆☆☆☆☆☆☆ 7〜8
かなこまち 3L 先端 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
                       先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8〜9
かなこまち 2L 先端 ☆☆☆☆☆☆☆☆8
                   先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆8

※かなこまち2Lは酸味が強めで、その分甘さのアピールが落ちてた感じです。


甘味の持続性(後味の余韻)
おいCベリー   ☆☆☆☆☆☆☆7

かなこまち 3L  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆9 
かなこまち 2L  ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8 
※かなこまち3Lは持続的な甘さの余韻ありましたが、若干熟度が過ぎ気味か?

酸味の強さ
おいCベリー ☆☆☆☆☆ 5

かなこまち 3L   ☆☆☆☆☆☆6
かなこまち 2L   ☆☆☆☆☆☆☆☆8 かなり強め

食味の濃厚さ
おいCベリー  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆9
かなこまち 3L   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
かなこまち 2L   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

食感
おいCベリー  しっかりした肉質で、やや粘質。中は空洞。
かなこまち 3L  粘質。空洞少しあり。
かなこまち 2L  粘質。

果汁感

おいCベリー  ☆☆☆☆☆☆☆ 7〜8
かなこまち 3L  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
かなこまち 2L ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10+



終わっての感想


うちの家族に聞いたら、好みはかなこまち3L>かなこまち2L>おいCベリーの順で、かなこまち2Lは酸味がかなり強く感じた影響が出たと思った。

ところが、海老名イチゴ部会のやや不整形のデカいかなこまち3Lは、武井さんのかなこまちを凌ぐ美味しさなんでビックリ仰天びっくりだったんだよね。酸味の主張もバランス良かった😋

同じ作り手、同じ圃場でも、果実の大きさ、コンディションでだいぶ味の印象が変わってしまうから、かなこまちはけっこう難しい品種だと思いました(ボクが選抜したんだから、文句は言えないけど😅)


おいCベリーは今食べると、薬っぽい匂いというか、和菓子の練餡ぽい感じもあり、交配親に使うには個性的すぎる品種だったかもしれない。

何故かなこまちと交配する親においCベリーを選んだかというと、肉質がしっかりしている割に粘質の肉質で、何より春先も味が変わりにくいという長所があったからです。これは、観光園じゃかなり重視される形質なのです。

かなこまちはボク的には中間母本だったんだけど、さらに改良するのにとちおとめ系の親を使うと、弱勢化や2番果以降の小玉化も避けられず、そうなると九州の久留米系品種が当時1番魅力ある親だということもありました。

今思えば、おいCベリーの薬っぽいスメルが優性に作用するとなると選抜効率は低く、難しかったかな🤔と思いました。

まぁ、過ぎ去った話ですけどね。

前回、いちご あまりんとかなこまちの食べ比べをしました。




それで、先週木曜日に生協に買い物に行って、またあまりんが売っているのを見つけて、半額オフのがあったから買ってみました😀


これが半額のあまりん

3Lサイズ 4個 500円

右上の果実が白っぽいから、これが傷みと見做されて値段が半額になったのか?

良く観察すると…

片面は綺麗ですが…


裏面の色が淡いというか、部分的に右が過熟果とか「白ろう果」みたいに見えます。

味はあまりんでしたが、白っぽい部位は少し発酵果になりかけみたいな感じ🙄

あまりんはかなりスーパーで見かけるようになってきて、もう一度チャンスがあればあまりんかなこまちの比較をしてみたいと思いました😀


実は、今年は海老名の武井さんのいちご(かなこまち)を定点として食味調査しているので、本日(2/7)買ってきました。


油断してたら、かなり並んでいました💦

前列の人のお買い物を見ると、とちおとめか、かなこまちの選択になるんですが、1番先頭の方はとちおとめ。ボクの前3人はかなこまちを買ってました。

後ろにいた母娘さんが、「かなこまちちゃん……」と言ってるの可愛かった。

今日は、6パックだけにして、茅ヶ崎の道の駅行きました。平塚の新規就農された方がこちらにかなこまちを出荷しているので、運が良ければ買えるかな〜🙄と思って…


売ってました😀 やったね🥳


2パックゲットしました。

後で園主さんが言われるには、大きさの違う2パックは違うハウスで作られたそうです。

その後、ヨークマート行ったら、あまりんのLサイズが正価で980円だったから、買ってみました。

あまりんの産地や生産者を揃えるのはムリですが、先週比較した海老名産がコントロール(対照)で、また比較できるな❗と思って、追試してみました。


これがあまりん

最近、どこのスーパーでも見かけるので、相当量が市場に入っていると思われます。


外観の比較です。かなこまちは長めの円錐ですが、Lサイズだとあまりんと大きい差異ではないですね。

外観比較
果形
あまりん  短円錐形
かなこまち  海老名産 3L(以下'3L' と略称)  長円錐形
かなこまち 平塚産 2L(以下'2L' と略称) 長円錐形
かなこまち 平塚産 L(以下'L' と略称) 短円錐やや先尖る

果色と色ムラ
あまりん  濃赤色  色ムラ若干あり、表裏の色異なる

色ムラはそんなに強くないけどあります。

これがあまりんの果実色。中央下はオサレ。

あまりん果実の表(右)と裏(左)の色。出荷の際には表を上にしてますが、表裏の色がハッキリ違うのがわかりますね。

かなこまち 3L  濃赤色  色ムラなし  表裏の色同じ

裏表の色の差はないです。

かなこまち 2L やや濃赤色 色ムラなし 表裏の色同じ

比較すると、やや明るい濃赤色です。そう果の色も完全な赤ではなく黄色っぽいです。

かなこまち L 濃赤色 色ムラなし 表裏の色同じ

ハウスが違うせいか、果実の色がかなり濃いです。
ちなみに果肉の光沢を見てもらえば、2LとLの両方とも同じ熟度だと分かります。

そう果の色
あまりん  表は赤色、裏は黄色
かなこまち 3L  表裏とも赤色
かなこまち 2L 表裏とも赤色と黄色が混ざる
かなこまち L 表裏とも赤色

果実の光沢
あまりん ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8  但し、裏は☆5
かなこまち 3L  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
かなこまち 2L  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
かなこまち L  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

ヘタの形状
あまりん ポテッとして、硬い
かなこまち 3L ペラっとして軟らかい
かなこまち 2L ペラっとしてやや硬い
かなこまち L  ペラっとして軟らかい

※ヘタは品種特性ですが、ステージで異なります。かなこまちも栄養生長期に肥大する果実はヘタが大きく厚みがあります。対してあまりんはいつも硬いと言うか、発生から収穫まで時間がかかっている感じがします。

果実内部比較

香りの強さ
あまりん ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
かなこまち 3L ☆☆☆☆☆☆☆ 7
かなこまち 2L ☆☆☆☆☆☆☆ 7
かなこまち L  ☆☆☆☆☆☆☆ 7

香りの質
あまりん  とちおとめ系の甘い香り、若干の熟果香
かなこまち 3L  紅ほっぺ系のバラ科の香り
かなこまち 2L 紅ほっぺ系のバラ科の香り
かなこまち L  紅ほっぺ系のバラ科の香り
※今回のかなこまちはあまり胡麻の香り感じられず

甘味の強さ

あまりん  ☆☆☆☆☆☆☆ 7
かなこまち 3L 先端 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
                       先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
かなこまち 2L 先端 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10+
                   先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10 
かなこまち L  先端 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
                  先端以外 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
※かなこまち2Lの先端は今までにない甘味で10点満点を超えてプラス+してます。


甘味の持続性(後味の余韻)
あまりん   ☆☆☆☆☆☆ 6

かなこまち 3L  ☆☆☆☆☆☆☆ 7
かなこまち 2L  ☆☆☆☆☆☆☆ 7
かなこまち L   ☆☆☆☆☆☆☆ 7
※いつも、あまりんが強い特性ですが、ちょっと落ちてました。

酸味の強さ
あまりん ☆☆☆☆ 4

かなこまち 3L   ☆☆☆☆☆ 5
かなこまち 2L   ☆☆☆☆☆☆ 6
かなこまち L  ☆☆☆☆☆☆ 6

食味の濃厚さ
あまりん  ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
かなこまち 3L   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
かなこまち 2L   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
かなこまち L  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

食感
あまりん  大部分は粘質、ヘタ近くの心部にやや粉質の繊維質があり
かなこまち 3L  粘質
かなこまち 2L  粘質
かなこまち L  粘質

果汁感

あまりん  ☆☆☆☆☆☆☆ 7
かなこまち 3L  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
かなこまち 2L ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
かなこまち L ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9



終わっての感想
対照のかなこまち3Lは先週より糖度が高く美味しい果実でした。

ボクも経験的にイチゴの休眠明けまでは美味しい果実を食べられるのは分かってましたが、かなり期待より美味しいと思いました。

一方で、あまりんは少し美味しさの点で、今まで食べた品物よりは落ちてたかもしれませんが、決してマズいとかじゃないです。食味の振れ幅の中には入ってました。だから、作り方次第で他の品種も品質を上回る可能性はあるよね。

あまりんの色ムラとか、表裏の色違いとか、弱点も分かりました。出荷規格をキビシクしないと、産地としてはいけないかもね。


それ以上に驚いたのが、平塚のかなこまち2Lで、もしかしたら過去1美味しいイチゴだったかもしれない。

ボクは職業がブリーダーだから、それこそ福羽から、福羽ベースの砂糖、ダナーやそれ以外のアメリカのイチゴ原種から、宝交早生、とよのか、女峰、その他ありとあらゆる品種の試食の機会を得て、また、たくさんの農場の果実もいただきましたが、今日のかなこまち2L は凄かった。

過去だと15年ほど前に伊勢原で食べた半分休眠した紅ほっぺが特別に美味しかったけどね。久しぶり更新しました😀

あまりんの名人級の人のは食べてないから、断言はできませんが、まぁ〜驚いたねポーン