財帛宮、疾厄宮などとくに鑑定でもご質問の多いところをやりました。
そのなかで、
●寿元短・・・八字偏枯
とあります。
これは文字通り、偏った命式は寿命が短いという厳しい警告の教えです。
さて、下の八字は、独立行政法人理化学研究所の研究員であった小保方 晴子様の上司の笹井 芳樹氏の命式です。
覚えておられると思いますが、2014年にSTAP細胞の論文をNature誌に発表した小保方様。
IPS細胞に匹敵するような大発見か?!といわれたものの論文の不正問題等で世間を騒がせ疑惑の人物とされた方です。
その小保方様の上司でもあり、後ろ盾でもあった笹井氏。
将来の有力なノーベル賞候補ともいわれた逸材の人だったそうてすが、自殺という悲劇的な最期でした。
生時がわかりませんが、もし、寅刻生れであれば時柱も壬寅で、完全に2行の命式。
両神成象格で若くして抜群の才能発達をする人が多いといわれますが、しかし一度、大運で逆らう運が来れば悲劇となります。
2014年は大運が戊申、歳運が甲午。
地支が冲合の運で、はなはだ災厄注意の運。
八字には特殊格というのがあります。
ひとつの五行に著しく偏っているとか、はなはだ日干のエネルギーが弱い等の命式ですが、上記の両神成象格も特殊格として扱うのがよいかと思います。
その理由は、このように逆らう冲剋の大運が来れば大きな災厄運ともみられるからです。
しかし、・・・です。
いま、進化占星学を勉強していまして西洋の占星術では、どなたの出生図であってもその人の魂がそれを意図し、今世はその星のエネルギーを使っていくことを目的としていたということです。
であれば、笹井氏のような天才的な科学者は、どのようにしていけばあの悲劇を避けることができたのか?
病気で亡くなるのはある意味、仕方のないことでほんとうの寿命と思います。
しかし、自殺や安倍元総理のように他殺で亡くなるのは寿命とは言いがたい。
東洋の命術では趨吉避凶(すうきちひきょう)が主な利用目的のひとつで、対策的なものをいろいろと伺ったりしましたが、どうも現実離れしているものが多かったように思います。
もっと、魂レベル、意識レベルでこの趨吉避凶ができる方法が、進化占星学ではないものだろうか??・・・、最近はずーっと考えているところです。
因みに、もし、笹井氏が寅刻生れとした場合の欽天四化の命盤と出生図を下に掲載させていただきます。
②飛星派では遷移宮に生年Dがあり、かつ命宮からも化忌Dが飛び命宮がダブルの冲。はなはだ災厄注意の命です。
③欽天四化派では福徳宮冲命宮・・・「魂不在の命」ともいえます。
詳しい解説は占い師育成サロンの第26講座でしています。
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主宰 田中宏明
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本サロンの動画講座では、欽天四化紫微斗数、八字(四柱推命)を中心に、進化占星学も取り入れています。
台湾の東洋命術の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化紫微斗数と八字、それに進化占星学を加味した3命術の勉強は、わたくしのみならず真摯な運命学愛好家の魂に響くと思っています。
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