小学生の頃、V9の巨人は憎たらしいほどほんとうに強かったですね。
当時、巨人戦の試合は、他の試合とは比べものにならないくらい必死で応援していました。
さて、巨人のV9の立役者の一人である長嶋茂雄氏のホロスコープは、いろいろな先生方が解説されています。
とても興味深い内容のように思います。
今般、八字と紫微斗数そして進化占星学で拝見しました。
この長嶋氏の命式は、月支が寅で時上に甲が出て甲木がもっとも強い。
かつ、年日時で子申辰の三合水局で水勢も強い。
水生木で、前回のブログで書いた理研の笹井氏に一見よく似た命式でもあります。
月支・月令・甲木を制する薬の偏印があり、かつ月令・甲木を保護する丙・偏財もあり良い命式です。
かつ、その丙の偏財は調候神。
祖蔭が厚い命です。
笹井氏と大きく異なっているのは、この年上の丙がとても命式全体をよくしている。
残念というか土(官殺)の五行が三合で無くなっていますが、それがかえって長嶋氏に常人離れした感性をもたらしたものといえるかも知れません。
紫微斗数では、意外といえば意外な感じがする命盤です。
来因宮が夫妻宮で破れています。
疾厄宮も宮全体ではD-Dで注意の命。
もし、女性の命盤であれば婚姻はかなり厳しい。
男性の命だから結婚できたけれど、失礼ながらご夫婦関係やご家庭の面では、夫婦すれ違いが多かったのでは? と推測します。
事実、ウィキペディアに長男の一茂氏の談として、「家族6人(長嶋茂雄、亜希子ご夫妻とそのお子様4人)そろって旅行も食事もしたことはなく、それが長嶋家にとっては普通だった」と記されています。
唯一の女性の星、廉貞Dがある疾厄宮を妻の立命宮としたら、夫妻宮は妻の立田宅宮・同A-A、福徳宮は妻の立疾厄宮・機Bです。
この福徳宮の天機Bが八字では年上の丙の調候星。
祖蔭が厚く、神明のご加護もいただかれたように思います。
かつ、命宮が天鉞、天魁に挟まれて2つの貴人からの支援も頂戴できる有徳の人士。
さて、出生図はつぎです。
ぱーっとみて、10、11、12ハウスの第4クアドラントに天体が固まっています。
また、地と水のエネルギーが強い。
これで、個人的なことより非個人的な共同体や公共のためにという思考が強く、豊かな感性に恵まれて現実的に実行力がある。
12ハウスの魚座の太陽が1度。
もっとも魚座らしい魚座のエネルギーで、その魚座の支配星である海王星が乙女座でかつ6ハウス。
自分の中で最高の自我を確立し、そして自分のスキルを最大限にすることができる。
この12ハウスの魚座・太陽と6ハウスの乙女座・海王星で長嶋氏のような野球界の名プレイヤーが現れたと思います。
進化占星学による詳しい解説は、占い師育成サロンの講座でまたさせていただきます。
進化占星学で出生図をみると、紫微斗数の命盤では気付かなかったことも教えてくれます。
占風鐸・オンラインスクール
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主宰 田中宏明
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本サロンの動画講座では、欽天四化紫微斗数、八字(四柱推命)を中心に、進化占星学も取り入れています。
台湾の東洋命術の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化紫微斗数と八字、それに進化占星学を加味した3命術の勉強は、わたくしのみならず真摯な運命学愛好家の魂に響くと思っています。
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