繰り返しになりますが、以下に簡単に要点を記します。
月のノード軸と冥王星のTスクエアは、「過去の課題と未来の課題の双方に等しく引っ張られてしまっているような状態」であり、欽天四化紫微斗数でみると、
・田宅宮の生年D ➡ 現世の課題 ➡ ノースノード
・来因宮・子女宮 ➡ 過去世の課題 ➡ サウスノード
かつ、わたくしの場合は、来因宮が子女宮で田宅宮に生年Dがあるので、子田線で逆水忌のような形態になっています。
これが、過去の課題(子女宮)と今世の課題(田宅宮)の双方に等しく引っ張られてしまっているような状態であるのではと記しました。
今回は、八字(四柱推命)でそれをみてみたいと思います。
その前に、サビアンシンボルで蠍座29度を調べますとつぎになっています。
「酋長に自分の子供たちの命ごいをするインディアンの女性」
➡新しい決意を前に後ろ髪を引っ張られる・葛藤する人
すたくろ様のサイトより引用
http://sutakuro.com/2016/02/sasori239/
29度はつぎのサインに変わる直前のところ。
とくに蠍座の29度は、涙の度数といわれ「辛苦」の度数のようです。
ですから、サビアンシンボルも上記のようになり「葛藤」の象意。
わたくしのノースノード(ドラゴンヘッド)が、まさに蠍座29度でした。
さて、元に戻して、わたくしの53歳からの八字はつぎになります。
この53歳からの大運は、八字では一生に一度か二度の大変動の運です。
わたくしの命式は、子月の冬の季節の生れ。
ですから、年上の丙の正官は調候用神で、もっとも大切な星です。
年上にあるので父祖からの仕事ともみれます。
大運で再び丙の運が来ると争合となります。
この丙丙辛の争合が、西洋占星術でみた月のノード軸と冥王星のTスクエアと解釈できるようです。
「過去の課題と今世の課題の双方に等しく引っ張られてしまっているような状態」であり、サビアンシンボルでは、蠍座29度の「新しい決意を前に後ろ髪を引っ張られる・葛藤する人」とみられます。
自分には合っていない仕事だとわかりつつ、長男だからという古い価値観と占いで食べていけるのか?という懸念で、家業である中小企業の経営を長年やって来たのです。
(でも、本心は紫微斗数や四柱推命をもっと勉強したい、これをできれば専業としたいと強く願っていたのです・・・)
天の意志(私の魂の目的=冥王星)はそれではダメ!ということで、この大運でそれが強制リセット。
これで、いままでの価値観と懸念は消滅し、新しく占術の仕事をやっていくことを決めたのです。
冥王星は怖い星ですが、人生を大きく飛躍させ、魂を進歩させてくれる星でもあることがわかりました。
その決心ができたお陰で、台湾台中の陳永瑜老師に機縁を得、これまで日本で知られていなかった欽天四化派の紫微斗数という素晴らしい命術に出会えたと思っています。
しかし、この決心に至るまでの道のりは、大変しんどかったというのが本音。
この10年は、自分で言うのも何ですがほんとうに精神的に辛い大運でした。
詳しくいうと、丙辛の干合で陳老師の八字の干合理論では、大運が午なら陰の火の丁になります。
つまり、この丙辛の干合は「丁」となり、調候用神のはたらきもなくなるとも読めます。
欽天四化では、生年Bが自化Cなので、天機Bの経営者の仕事から文昌Cの教える仕事に変わるということ。
このBがCに変わるのは言葉でいうと簡単ですが、Bは「業(カルマ)」。
カルマの転換ともいえます。
いまさらながら、欽天四化も凄い命術だなと思います。
最後に、これからは人それぞれの本来の使命、つまり魂の目的をよくみてからでないと正しい鑑定はできないように思っているところです。
【余談】
最近、YouTubeの「Maya Arikaの覚醒channel」をよく視聴し勉強させてもらっています。
この方は、特別な使命をもった方のように思います。
そのYouTubeの動画のなかで、つぎのメッセージがとくに印象に残りましたので皆様にもシェアーさせていただきます。
この「人の為に生きるな(家族の為もNG)」が心にグサーッときました。
何も利他の精神を否定するものではありませんので、そこはご注意いただきたいと思います。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明
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