月のノード軸のみかたがやっと腑に落ちました。 | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

去年の12月より西洋占星術の勉強をはじめ、やっと自分の月のノード軸の意味することが腑に落ちました。

断片的な知識だけでもやもやとしていたものが、やっとその知識と知識が結合し整理がつきました。

わたくしの個人的なことなので、ご興味のない方は以下はお読みいただかなくて結構です。

でも、西洋占星術のこと、なかでも前世と今世の課題やテーマについて知りたい方にはご参考になると思いますので、是非、お読みいただければと思います。

では、わたくしが腑に落ちた月のノード軸のみかたについてお話いたします。






上のチャートはわたくしの出生図。

自身の前世と今世の課題は、

・前世の課題➡サウスノード(ドラゴンテイル)➡8ハウス
・今世の課題➡ノースノード(ドラゴンヘッド)➡2ハウス


となり、どなた様のチャートでもこのふたつは180度反対のサインに出ます。

結論から申し上げますと、2つのノードがどのサイン(星座)に出るかより、どのハウスに出るかが重要。

ハウスは実際にどの分野で経験を積むかということをみます。

・8ハウスは、ひと言でいえば、「継承」です。

わたくしの場合、牡牛座8ハウスなので、とくに先祖からの土地や財産などを受け継ぐということ。

それに対して、

・2ハウスは、「自己価値」です。

これはわかりやすくいえば、自分のリソース(財産やスキル等)で経済的基盤を確立するということ。

もっと、平たくいえば、自分で稼いで頑張るということです。

つまり、親や先祖から受け継いだ資産は手放し、自らの能力、スキルを高めてその価値で生きていきなさい、世の中の役に立ちなさいというのがわたくしの魂の目的だと悟りました。

ただ、わたくのようなノード軸と冥王星がTスクエアの場合は、冥王星の180度向かいのサインを意識して取り組むことが大切ということだそうです。

その180度向かいのサインは、「魚座」

魚座にもいろいろな象意があるので、ここからは洞察力が必要ですが、わたくしの場合は津波のように「溶かしてなくす」というような意味と考えます。

これには説明が必要なので申し上げますと、わたくしは太陽・山羊座の人間。

中小企業の4代目の跡取り(長男)と生れた宿命で、不向きだとわかっていたものの会社経営を長年してきました。

太陽・山羊座の責任感からといえばいいように聞こえますが、冷静に考えれば、経営は同族会社であっても能力のある者が継ぐのがよいと思います。

わたくしの弟は、常々、「会社は公器である」といっていました。

これは、会社を私物化してはいけないという意味。

わたくしはそれは頭では理解できても、心の片隅ではオーナー会社は、オーナー一族の繁栄と会社の繁栄を同一視していたところがありました。

お恥ずかしい話ですが、経営的な能力が乏しいのに長男だから・・・、山羊座の太陽だから・・・、という屁理屈で会社にしがみついていたのです。

要するに、長男だから会社を継がなければならないとか、オーナー会社だから一族の繁栄を優先するのは当然・・・、という封建的な価値観は捨てなさいということ。

リソースをみる2ハウスの複数の星を有効活用して、自分で頑張って新しい道で生きていきなさい・・・。

それが、今世の課題であるというこです。

そして、遂に2012年の山羊座の太陽が経過図の冥王星とコンジャンクションになったとき、強制的にシャットダウンさせられたのです。

また、わたくしの太陽・山羊座は3ハウスにあり、3ハウスは兄弟や学習をみるハウス

同時に、兄弟との仲やこれまで勉強してきた紫微斗数や四柱推命の命術の内容がリセットさせられることになりました。


最後に、わたくしのチャートでは、太陽・山羊座。

山羊座の支配星は「土星」。

その土星は2ハウスにある射手座。

2ハウスには、ほかに月、金星、ノースノードもありマジョリティとなっています。

ノースノードは蠍座になりますが、2ハウスは射手座の意味がとても強く出ます。

2013年から2019年の間で、計25回台湾に行って紫微斗数や八字の勉強に注力したのも、この射手座の「海外や探求心」の象意そのもの。

その2ハウスの土星、月、金星とトラインとなっているのが、カルミネートである10ハウスの天王星。

その天王星は獅子座にあり、獅子座の支配星は太陽です。

つまり天王星の意味する価値観や生き方、仕事がわたくしの天命であるともいえます。



【補足】

わたくしの欽天四化の講座を受講された方にはよい勉強材料となりますので、以下に記します。

上記の西洋占星術でみた前世と今世の課題を欽天四化紫微斗数の命盤でみました。

欽天四化では

・来因宮➡前世未了之因縁➡前世の課題
・生年Dの宮➡債➡今世の課題


と考えられます。

太陽・山羊座と経過図の冥王星がコンジャンクションした大運は、子女宮が大限官禄宮。

つまり他宮の子女宮が10年で我宮になったときでした。





詳細は省きますが、最終的にわたくしの弟が経営者となり、会社の株式や会社の不動産をわたくしの分を含めすべて所有することになりました。

それは、どのようにみるか?

夫妻宮に向心力AとDが入ります。

夫妻宮は兄弟姉妹をみる宮でもあります。

AとDは財の意味ですが、この場合、
・遷移宮のA➡株式
・田宅宮のD➡不動産

とみることができる。

そして、わたくしは夫妻宮の天機B・自化Cでそれを受け取るものの、Cの勉強に費やす。

弟は生年Cで自化無し。よって受け取って保有。かつわたくしの自化Cの分まで最終的に所有。

巨門はわたくしの妻。妻は会社経営にノータッチなので、この自化Dは、わたくしが消費するということになります。


以上を踏まえ、総合的に考えると、

・西洋占星術では思考や心のなかを鋭く洞察することができる。

・欽天四化紫微斗数では、現象面の具体的な象意をみることができる。

と思います。

これに八字を加えて、3つの命術で洞察していくとほんとうにいろいろなことがわかってきます。

実に、ワンダフル!です。



占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

https://online.e-suimei.com/



★田中宏明のアマゾン著者ページです↓
https://e-suimei.com/amazon-author-page/


占い教室・占風鐸



田中宏明
占い教室・占風鐸 代表

2013年5月にはじめて台湾台中市の陳永瑜老師(写真左)に機縁を得る。
以後、訪台25回を重ね、定期的に飛星派並びに欽天四化派の紫微斗数や八字の伝授を受ける。
未だかつて知られていなかった欽天四化派の紫微斗数をこの日本に広めることを決意し、目下、神戸を拠点に活動中。