受講生の方より次のような質問をいただきました。
【質問】
宮に生年四化があり、同じ自化があれば(例えばA-Aなど)破格になります。
同様に対宮から向心力で化禄Aが入り、宮に自化禄があればA-Aの破格になりますが、生年四化で破格になる場合と対宮からの向心力が破格になるのとでは意味合いは同じですか。それとも異なるのでしょうか。
よいご質問ですね。
図示すれば、つぎになります。
象意的には、上のA-Aのほうがより凶の意が強いと言えます。
理由は、以前にも申し上げました、A-Aの宮が来因宮になるからです。
この宮がよくないと、来因宮から発射される生年B,C,Dの宮も残念ながらよくない影響を受けるからです。
また、生年Aは先天です。
つまり、天が与えた禄であり、福であります。
それが無くなるというのは、もう、これ以上言わなくてもそれだけで厳しい運命と・・・
それに較べて、向心力AがA-Aになるのは後天作用です。
時期刻限が来て、財か人かが無くなる、あるいは出て行くという象意になりますが、この宮だけの問題で、生年B,C,Dに直接的に影響を与えることはありません。
ただ、生年Dの宮は、AD同組、A随D走で間接的な影響を受けることは否定できません。
欽天四化派の紫微斗数は、天が与えた生年A,B,C,Dが四柱推命でいう用神<なくてはならない星>とも言え、それが安泰無傷であることが何より求められることになります。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
占い教室・占風鐸 田中宏明
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