欽天四化紫微斗数を強くお奨めする2つの理由(その2) | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

■欽天四化紫微斗数を強くお奨めする2つの理由(その2)

わたくしが、これまでの60数年の人生を振り返り、避けれるものなら避けたかったと思うことがあります。

皆様に申し上げたいことは、前世からの課題は乗り越えなければならないものではありますが、問題は、「その克服方法」にあります。

とくに人と人、身内の問題に関しては、なかなか避けては通れないことが多いです。

避けるのではなく、対処法というのが適切かと思います。

論語に「敬して遠ざける」という言葉がありますが、性格や価値観等で相性が合わない身内との関係は、この敬して遠ざける手法が適切であると思っています。



●運気運勢を悪くするのはどの宮か?!


官禄宮は、仕事をみる宮ですが、欽天四化ではとくに大切な宮です。

それは官禄宮で運気運勢をみるからです。

運気運勢は言うまでもなく、どなた様にとっても大切であり、人生で成功するか否かは偏に運気運勢如何によるところが大きいと言えます。

官禄宮の対宮である夫妻宮に化忌が付く星があれば、官禄宮が自化忌を除いて、11宮のどこかの宮から必ず冲されることになります。

たとえば、わたくしの場合はつぎになります。





わたくしは同族会社の経営者の家に生まれ、長男であるわたくしは家業を継ぐことになりました。

4歳下(学年は3つ下)の次男も、家業を一緒に担うことになり、兄弟で共同経営をすることになります。

しかしながら、上記の命盤をみると、兄弟宮冲官禄宮となっています。

兄弟がわたくしの仕事を冲する、仕事だけでなく運気運勢も阻害するようにはたらくことになります。

これだけで兄弟と一緒に経営することは論外です。

もし、百歩譲ったとして、会社を分けるとか、担当事業分野を別々のものにするとか、そうした工夫をする必要があります。

結果は、やはりといえば残念ですが、わたくしと弟との考えの相違、経営方法の違い等で衝突を繰り返すことになります。

最終的には、わたくしが会社を去り、弟が会社に残って経営することになりました。

兄弟経営するようになることも、総合的に命盤をみれば出ていますので、言わば、必然の成り行きとも言えますが、しかし、事前にこのようなことを知っていれば、もう少し賢明な方法があったように思います。

読者の皆様も、是非、ご自身の命盤をご覧になってください。

そして、もし、ご自身の官禄宮を冲する宮が人の宮(兄弟宮、子女宮、奴僕宮、父母宮等)であれば、その宮の象意の人とは、「敬して遠ざける」を胸に刻んでおいていただきたいと思います。

きょうもお読みいただき、有り難うございました。

占い教室・占風鐸 田中宏明


Photo by Kylo on Unsplash


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田中宏明
占い教室・占風鐸 代表

2013年5月にはじめて台湾台中市の陳永瑜老師(写真左)に機縁を得る。
以後、訪台25回(2019年現在)を重ね、定期的に飛星派並びに欽天四化派の紫微斗数や八字の伝授を受ける。
未だかつて知られていなかった欽天四化派の紫微斗数をこの日本に広めることを決意し、目下、神戸と東京で鋭意教室や個人指導を行っている。