鑑定のお仕事だけでは苦しくなる?! | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

■鑑定のお仕事だけでは苦しくなる?!

先日、いつも通っている理髪店へ行くと、感染予防対策を万全にした上で、「新規のお客様は断っている」とおっしゃっていました。

TVでも、地方の高級クラブのママさんが、やはり「常連さんのみ」と言われていた。それでも来店客は少なくて営業はかなり深刻な様子。

今朝の日経新聞(ネットでの)では、『安全確保へもがく企業 「非接触」が新標準に』という記事が目に留まりました。

三密を避けるために、皆、家族以外の人との接触を避けるようになりました。淋しいことと思いますが、当分は致し方ないことと思います。


さて、わたくしの生徒様で、占いのお仕事で鑑定のみされている方から、お客様が減っているという声を耳にします。

電話やメール、あるいはSkypeやZoomのオンラインを使って占いをされている方も、それらを使ってのお客様が増えているかと言えば、そうではないと思います。

理由は、鑑定は直接会って相談したい方が少なくない(特に深刻な問題ほど)ということと、オンラインを使うことに抵抗がある人がまだ多いからだと思います。

鑑定の仕事だけでは売上が苦しい・・・ということになれば、それ以外の分野の仕事で売上や収益を得ていくものを確保しなければなりません。

それも極力、非接触で行うものがベターです。

わたくしは、以前より鑑定に来られた方に、何か副業を持つことをお奨めすることが多くありました。

それは、わたくしが、長年、会社経営に携わり、多角的な経営こそ経済的な危機を乗り越える最良の手段だと思っていたからです。

フリーランス等の個人でされている方が、誰でもやろうと思えばできる副業があります。

それは、自分の得意なことを「教える」仕事です。

自分の好きなもの、夢中になれるものはどなたも何かあるはずです。

それを、さらに磨きをかけて人様に教えられるレベルまで持っていくことです。

「自分はとても人に教える器ではない」という方がおられますが、それは教える側が決めることではなく、教えを受ける側(生徒、受講生等)が決めることです。

もちろん、教え方や教えるための技術は、ある程度必要です。

それは、実際にやってみて、試行錯誤して工夫していけばいいのです。

教えるには、もちろん対面でするのがベターかも知れませんが、昔より通信講座というのがありますし、いまではオンラインでの授業が学校や塾でも取り入れられています。

勉強は、鑑定と違って、通信やオンラインで受ける抵抗感は少ないと思いますので、今後、ますますそのような非接触での学習形態が常態化していくはずです。


Photo by Chris Montgomery on Unsplash


ところで、以前、ご質問がありました。

鑑定をされている占い師の方から、自分の得意な占術を教えたら、ライバルをつくることになり、自分で自分の首を絞めることにならないか? というお尋ねです。

もちろん、そうした危惧があることは当然で否定はしません。

しかし、教えることによって、自分のその分野の技量はさらにレベルアップすることは、長年、わたくし自身体験してきたことです。

教えるためには、必死で勉強もし、分かりやすい教材を作ったり、教え方そのものも工夫したりと、さまざまな努力が必要です。

ですから、教える側の先生と教えられる側の生徒様とは、格段にレベルは違うのです。

わたくしの台湾台中の師である陳永瑜老師には、これまで25回個人指導を賜っていますが、一生通ったとしても、陳老師の何十分の一か、何百分の一程度くらいの技量しか習得できないと思っています。

陳老師は特別な存在かも知れませんが、それでもわたくしは師と弟子、先生と生徒の間のレベルの差は、そうたやすく埋められるものではないと思っています。


いろいろと申し上げましたが、これからは大企業も中小企業も個人事業主もフリーランスも、従来と同じようなことをしていれば売上や収益はジリ貧となるところが多いように思います。

知恵を絞り、創意工夫し、積極的にチャレンジした会社や個人が成功を収めるのは間違いないことです。


きょうもお読みいただき、有り難うございました。

占い教室・占風鐸 田中宏明


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占い教室・占風鐸



田中宏明
占い教室・占風鐸 代表

2013年5月にはじめて台湾台中市の陳永瑜老師(写真左)に機縁を得る。
以後、訪台25回(2019年現在)を重ね、定期的に飛星派並びに欽天四化派の紫微斗数や八字の伝授を受ける。
未だかつて知られていなかった欽天四化派の紫微斗数をこの日本に広めることを決意し、目下、神戸と東京で鋭意教室や個人指導を行っている。