わたくしの生徒様は、期間の長短はあっても過去に四柱推命を習っていた方は少なくありません。
皆様、一様に、四柱推命は難しいとおっしゃいます。
わたくしも同感です。
でも、その難しい理由を追求した方は少ないのではないでしょうか?
そこで、わたくしなりにその難しい理由をつぎのように考えてみました。
➀基本的なロジック(公式や定理等)が曖昧である。
②先生の教え方が拙劣である。
③習う側の勉強(努力)不足。
④そもそも四柱推命などの命術の習得に向いていない。
の4つが頭に浮かびました。
そして、この中で、とくに重要と思うのは、①の基本的な四柱命式分析のロジックが日本の各流派では曖昧であるように思います。
つまり、自然科学の世界のようにはいかないと思いますが、公式や定理が非常に曖昧であるように思います。
干と干の関係や地支の互いの相性等に触れた優れた書籍があったり、身強、身弱の点数を細かく計算するような緻密な書籍もありますが、欠けているのは、天干五合と地支の刑冲会合の複雑な命式の判定を如何様にするか? これを明確に解説した本や先生に日本でお目にかかったことがありません。
これを避けていては、先の干と干の関係や地支の互いの相性を論じることもできませんし、日干の身強、身弱の判定もできないことになります。
そして、もっとも大切な用神取得もできないことになります。
四柱推命に限らず、命術はその分析のロジックが明確であればあるほど優れたものであるとわたくしは断言していいと思います。
欽天四化の紫微斗数は非常にシステマティックであることはいままでも何度も申し上げています。
そして、欽天四化の紫微斗数ととてもよく似た命術が本来の四柱推命です。
台湾式の四柱推命は、欽天四化と同様、とてもロジックがしっかりしています。
きょうもお読み頂き、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸