今月、三度も芦屋まで鑑定に足を運んでいただいた、品のいいご婦人がおられます。
このご婦人がはじめて来られたのは、娘様の縁談でお相手との相性のご相談でした。
お母様であるご本人様は、結婚される前に、ある四柱推命の占い師に結婚運がよくないと言われたので、慎重にいまのご主人様との相性等を占い師などにみていただかれたということです。
そのお陰もあってか、いまのご主人様との夫婦関係は大きな波乱もなく来られたとおっしゃっていました。
紫微斗数でこのご婦人の命盤を拝見しますと、癸年生まれで貪狼・生年忌は兄弟宮にあります。
これだけで結婚運はかなり厳しいことは、わたくしの生徒様もお分かりいただけると思います。
なぜなら、夫婦縁をみる場合、兄弟宮は桃花宮の位置付けだからです。
また、癸年生まれの女性は、こんなことを言っては申し訳ありませんが、結婚運は厳しい方が多いように思います。
それで、この方がご夫婦安泰でいままで来られた理由をいろいろと考えました。
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ひとつ思い付いたのは、このご婦人の疾厄宮は破軍・Aです。離心力はありません。
疾厄宮は、1-6の関係で、100パーセント自分の宮で、命宮のようなものです。
兄弟宮はその疾厄宮の三合なので、兄弟宮は疾厄宮からみたら官禄宮となります。
ADは同組で、AはDに随うというみかたがあります。
ですから、こうしたケースでは、兄弟宮の貪狼・Dは桃花とは見なくて、夫の星とみてもよいのか? とも思います。
また、次回、台中に参りましたときに陳老師に伺ってみたいと思います。
最後に、余談ですが、癸年生まれの女性は占いが好きな方が多いです。
わたくしの教室にも癸年生まれの女性は、これまでかなりの方がお見えになっています。
理由は、癸年生まれは太陰に生年科が付きますが、太陰は易経の星でもあります。また生年科は文教の星です。占いの勉強が大好きな方が多いように思います。
きょうもお読み頂き、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸