欽天四化の紫微斗数は、來因宮と生年四化の宮を最重要視します。
生年四化のある宮を基点にいろいろな象意をみていくことになります。
生年四化も自化もない宮は「みえない」として、命盤の解読に重きを置くことはないようです。
ですから、來因宮と生年四化の宮を併せて、多くても5つの宮を徹底的に分析すれば、かなりのことが分かってまいります。
「わずか5つの宮だけですか?」とご心配の方に申し上げます。
生年四化のある宮も、宮位転換をするといろいろな事象がみえてくることがあります。
たとえば、田宅宮ですが、この宮は家庭や不動産、また陽宅と陰宅風水をみる宮として知られています。
しかし、それだけではありません。
福徳宮の父母宮として、曾祖父母をみる宮でもあります。
きのう鑑定させていただいた方は、この田宅宮に生年権と自化禄、自化忌があり、ご自身の家庭問題のこともありますが、曾祖父母様の代でも何か同様の問題があったのではないかと推測できます。
そして、生年四化に自化があれば、必ず事象は発生します。
ついでに申し上げますと、祖父母や曾祖父母の代、つまり二代前、三代前のことが良きことも悪しきことも自身の因縁となって顕れて来ることが多いように思います。
きょうもお読み頂き、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸