前回、台中の陳老師の講義を受けたときに、お土産としてつぎの左の黄色の教本をいただきました。
右の「古今八字乾坤」のご本は、つい最近、東京の鴨書店様のホームページを拝見したら販売されていました。
おそらく、わたくしのブログを見られた四柱推命愛好家の方が問い合せたり、注文されたのではと思います。
この古今八字乾坤のご本は、もちろん中文ですが、四柱推命を知っておられる方なら参考になる箇所も随所にみられますのでお奨めの本です。
左の黄色の教本は、さらに詳しく書かれた内容で、かつ実際の命式も数多く解説されています。
陳老師は、紫微斗数も三流派を操る大家ですので、八字の教本も紫微斗数と同じように命宮、兄弟宮、夫妻宮、財帛宮、・・・、というように12宮の解説をされています。
干合なども、はじめてみる独特の理論を展開されています。
日本の四柱推命をされる方がみられると、流派を問わず、皆、驚かれることと思います。
師は、お爺様、お父様と三代にわたって五術の研究と指導をされている由緒ある家系で、これまでの膨大な資料を保管されています。
そして、多くの実在の方を長きにわたって検証されているので、おっしゃる独自の理論も説得力がありますね。
マレーシアでお世話になった四化飛星の鄭老師が、この陳老師を師父として尊敬されているのも頷けます。
余談ですが、飛星派の紫微斗数で、破軍にも化忌が付くことを提唱されています。これも多くの検証結果を経た上だと思います。
破軍の原始宮は夫妻宮なので、この星に化忌が付く付かないは大問題です。(紫微斗数愛好家の皆様、どうぞ一度検証してみてください)
なお、八字(四柱推命)と欽天四化派の紫微斗数は、とてもよく似ているところがあります。
何が似ているかというと、先天的なものをみる点においては、他に比肩するものはないように思います。
そしてもうひとつは、手加減のない、冷徹なまでの看命結果を得られる点です。
ほんとうの四柱推命や欽天四化派の紫微斗数は、生半可な気持ちで学ばれるのはいかがなものかと思います。
真剣に自分のことを知りたい、そして、どうして自分はこのような運命を背負って生まれてきたのかを探究したいという、ある種の求道者のような心構えが必要と思います。
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次回より、対中に参りましたら、とりあえず一旦、欽天四化は終えて、陳老師より八字の教学をお願いしたいと思っています。
そして、来年か遅くとも再来年には、欽天四化と四柱推命の教室を並行して開催できればと思っています。(わたくしの教室の生徒様は根っからの四柱推命ファンの方が多いので、そのご要望に応えたいと思います^^)
きょうもお読み頂き、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸