体系化された四化飛星の紫微斗数のシステム | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

●体系化された四化飛星の紫微斗数のシステム

芦屋占い処・占風鐸 代表の田中風州です。

十日間のマレーシア、クアラルンプールでの四化飛星の紫微斗数の研修を終え、今朝、日本に戻って来ました。

十日間、まったく観光も休みもなしで、毎日、ホテルと研修会場(ほとんどショッピングモールのレストラン)の往復というのは、わたくしもかつてない経験でした。

夜、ホテルに戻っても、その日に習ったことを整理し、飲み込めていないところは、翌日、鄭老師に質問・・・、という繰り返し。

お陰様で何とかやっと四化派の紫微斗数の勘所だけはつかめたようです。

前回のブログにも書きましたが、四化派の紫微斗数、つまり四化飛星を用いた紫微斗数分析法のポイントは、大きく三つあります。

①宮位転換
②四化
③宮位重畳

これを命盤内で縦横に駆使できれば、人事事相百般について非常に高い確率で分析できるということです。

言葉では簡単ですが、これはかなり複雑で難しいと実感しています。

しかし、四化星は飛ばし過ぎれば訳が分からなくなる・・・、という言葉をよく耳にし、自身もそのように思っていましたが、これはまったくの杞憂に終わりました。

無秩序にこれをすると本当に訳が分からなくなりますが、四化派の飛星の方法には、きちんとしたルール、システムがあります。

その方法こそが上記の赤で書いた三項目なのです。

それと付け加えれば、「天地人の三才」を如何に捉えるか!
天地人が揃えば、具体的な事件事象が非常に高い確率で発生しますので、これを見極めるのも大きなポイントとなります。


四化派の紫微斗数は、従来から日本でも普及している三合派の紫微斗数とは異なります。

三合派はどちらかと言えば、主に三合の星の組み合わせで吉凶で論断するのに対して、四化派は四化の吉凶で論断するからです。

たとえば三合派の紫微斗数は、ある宮位に主星がなければ、対宮から借星しますが、四化派は四化星を飛ばすので、それは理論的に出来ません。

借星すれば、同一種類の化星が二つというおかしなことになるからです。

また宮干からの化忌入でもすべて「凶」ということでもなく、逆に「吉」ということもあります。

このあたりのことは、いくら高名な台湾の老師の著書を読んでも、なかなかコツは分からないと思います。

残念ながら、どんなに立派な本でも形式的かつ一部のことしか記載されていないのが現実のようです。

因みに、鄭莉安老師はまだお若いですが、台湾の四化派紫微斗数の大家である、陳永瑜老師と徐曾生老師から四化飛星の秘伝を直接マンツーマンで伝授された方です。

そして徐曾生老師は、四化派紫微斗数の創始者とも言われる、周清河大師に学生時代に師事されたと鄭老師よりお聞きしました。

これで鄭莉安老師は周清河大師の孫弟子にもなるわけです。

そのような希有な老師に直接十日間もご指導頂けた御縁に感謝の念を禁じ得ません。

物事は、何事も“時期刻限(タイミング)”があります。

とくに人と人の機縁は不思議なものです。

鄭莉安老師との機縁は、わたくしの今後の人生に少なからず影響を及ぼすような予感を、帰路、機上で心中強く感じながら日本に戻って参りました。

$続・四柱推命は神様の黙示録
鄭老師とそのお弟子さんたちに見送って頂きました(クアラルンプール国際空港で)
     

最後に余談ですが、マレーシアは温暖な気候で、かつ地震も台風もない魅力的なところです。(私は台湾やハワイも何度か行きましたが、気候はマレーシアのほうが很好と思います)

リタイヤされた日本人が移住を希望するナンバー1は、マレーシアと誰かにお聞きしたのも納得できました。

また、ほんの片言ですが、いま勉学中の中国語も少し使えて、とても有意義なマレーシアでの研修でした。


鄭莉安老師、太謝謝了。

我想再去馬來西亞!


田中風州



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