人の心は大したもので
あまりにも衝撃的な体験をすると
「感じない」という方法で
身を守ることがあります。
深い傷を負って当然な出来事に遭遇している
にもかかわらず
本人は大したことないという態度である場合
「感じない」という方法をとっている可能性があります。
淡々と事実を話していて感情が伴わない場合も
その可能性は大きいです。
身近な人がそういう状態のとき
やってしまいがちなことが
「ほんとは、辛いよね?」とか
「すごく傷ついてるでしょう?」
という態度。
そして
その人が「感じない」状態なのだとわかると
ちゃんと解決しなければ
将来苦しむことになるかもしれないから
今のうちになんとかしなくてはいけないと主張する人も
実は、少なくないんです。
大切な相手だからこそ
この先、無意識の中に
「感じない」ことにしたものを抱えて生きてほしくない。
そのための役に立ちたい。
そういう気持ちなのでしょう。
けれども
ここは敢えて
そっとしておくことが大切だと
わたしは思うのです。
本当は辛かった
本当は怖かった
本当は傷ついた
といった、一旦「感じない」ことにした感情や感覚
それをちゃんと感じるのは
その人のタイミングというものがあります。
今、その人が「感じない」状態なのだとしたら
「感じない」ことで身を守る必要が
まだあるということ。
まだ、そこに向き合うタイミングではないんです。
だから、そっとしておく。
その人には生きる力がある。
今は、身を守る力を発揮しているとき。
邪魔をせず、そっと見守ることができるといいですね。