諦めるということについて
考えていました。
そしたら
諦めないことへ辿り着きました。
こうしたい、ああしたい、こうだったらいいのに。。
望みはいろいろあってあたりまえだし
それに向かって努力することは
尊いことだと思います。
ただ、今の世の中
やりたいことをやる、なりたい自分になる
本気でそれへ向かえ!諦めるな!
って言われ過ぎているような気がするのです。
今自分をとりまく環境
(社会・家族・親しい人との関係・経済面・健康面など、いろいろ。。)
の中で
自分がいくつか持っている望みの
どれを諦めるか
どのように諦めるか
そういったことが、見失われているんじゃないだろうか?
諦めないことの素晴らしさが
学校でも、テレビでも、ネットでも強調されていて
諦めない力を育むことには熱心だけれど
諦める力については、おざなりにされているのではないか?
諦める力は
自分の力の及ぶことと及ばないことを
見定め
できないことはしないと腹をくくる力で
生き抜く力でもあるのに。
そう腹をくくれば
自分ができることをするしかなくなります。
自分ができることを、ただ静かに継続する。
望む結果が得られるとは限らない。
もしかしたら
生涯、得られないかもしれない。
未来はわからないもので
確定なんてできないし
自分の力の及ぶことには限界がある。
それでも
静かに継続することが
「諦めない」ということなのかもしれない。
そんなことを思ったのでした。