インナーチャイルドを抱きしめるということ | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・アートセラピー・心理学レッスンなどをしています。

カウンセリングセッションで

現在の状態の根源に気づいて帰られたクライエントAさんが

帰宅後の様子を、メールで知らせてくださいました。

 

「自身がインナーチャイルドを抱きしめる」ということが

どういうことなのか。

そうすると、何が得られるのか。

このことがよくわかるお話でしたので

ご本人の了解を得て、掲載いたします。

 

大きな気づきがあった後は

物凄くしんどくなったりすることがあります。

ずっと潜在的に抱えてきたものが浮上するのですから

あたりまえなんですね。

 

この時のAさんも

やはり、帰宅後とてもしんどくなったそうです。

 

夕方から翌朝まで

猛烈な倦怠感と吐き気と怒りと嫌悪感に襲われ
食道辺りも気持ち悪くなっていたとのこと。

 

そして
何度も「辛かったね、しんどかったね」と

インナーチャイルドに語りかけてみたけれど

一向に治らないので

過去の一場面を思い出し、そのときの小さな子(自分)を
ぎゅーっと抱きしめるイメージをしてみたそうです。

 

すると、わさわさ涙が溢れてきて

涙が止まる頃には体の不調が消えていたとのことでした。

 

Aさんは言います。
「今まで自分のチャイルドに語りかけはしていましたが

何故か触れようとはなかなか思えなくて。
今回が初めてです。」

 

身体の不調は

インナーチャイルドの叫びでした。

「わたしを見て!ぎゅーっとして!」

 

ちゃんと抱きしめることができたので、身体の不調が消えたんです。

自分から自然に抱きしめたことが

傷ついたままだった心を癒すことに繋がったんです。

 

 

インナーチャイルドのイメージワークをすると

「近づきたくない!」

「見たくない!」

とおっしゃる方も、少なくないです。

 

わたしは

そのときのクライエントに、ついていきます。

「じゃあ、大丈夫なくらい遠くにいてもらいましょう」

「布を被せて見えないようにしましょうか」

と声をかけたりね。

 

そうして

カウンセリングが進んでいくと

「側に座ってみようかな」

「話しかけてみようかな」

など、自然に変化が起こります。

 

そして

「インナーチャイルドを抱きしめる」ことができるようになります。

 

大切なのは「自然にそうなる」ということ

変化は、少しずつ起こります。
 

よし!インナーチャイルドを抱きしめるぞ!

と無理に、イメージしても

そのときはすっきりしたり、満足感を覚えますが

一時的な効果で終わってしまいます。

 

 

Aさんは、さらに、こうおっしゃっています。

 

「今までインナーチャイルドのイメージって

人魂みたいなぼやぁとした感じだったんですけど

はっきり小さい子どもが喋ってるイメージが浮かぶようになりました。
不思議ですが、なんだかすごくホッとしています。」

 

 

 

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