「自己肯定感」という言葉の生みの親である、高垣忠一郎先生が
今年1月に亡くなりました。
先生とお会いしたのは、クラブ・ラポール(以下、ラポールと略します)
ラポールは、心理学の勉強をしたり、お互いの活動について語り合う会で
心理支援に携わっている方や心理学の学びを生かしている方で構成されています。
わたしは若輩者の部類で
人生の先輩方が多くいらして、いつも励まされる温かい場です。
高垣先生は、ラポールのメンバーのお一人と縁が深く
勉強会に来てくださって
そのときに初めてお目にかかりました。
どんな質問にもにこにこと答えてくださって
気さくなおじさんという感じの方でした。
そのときにおっしゃっていたことで印象に残っているのが
「ヨシヨシ」という言葉です。
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赤ちゃんが泣いたらどうしますか?
あ~、ヨシヨシって言うでしょう。
おむつ濡れたんか、ヨシヨシ
お腹すいたんか、ヨシヨシ
自己肯定感っていうのは、この「ヨシヨシ」の感覚なんですよ。
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ありのままを認める、受容する「ヨシヨシ」
いいんだよ、大丈夫だよ
自分に対して、そんな感覚を持つことが
生きる上で大切なこと。
ああ、そのとおり!
わたしのクライエントさんへの関わりを端的に表現されたと感じて
とても勇気づけられたのです。
その高垣先生の訃報を受けたときは
とても驚きましたし、残念でなりませんでした。
先日、ラポールのメンバーが集まり
「高垣忠一郎先生を偲ぶ会」をしました。
わたしの知らなかった、様々なエピソードも聞くことができ
感慨深い時間になりました。
あらためて、先生に深い感謝を。
ありがとうございました。
ラポールメンバーとは数年ぶりに会いました。
お互いの日々の活動や感じていることなどをシェアできて、楽しかったです。
その中で、嬉しいフィードバックをいただきましたが
その話は明日、書きますね。