『成瀬は天下をとりにいく』 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
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『成瀬は天下をとりにいく』  宮島未奈

 

 

いくつかの短編で構成されている作品ですが

短編ごとに一人称が違います。

(正確には、最初の2編は同じ人が一人称)

 

それぞれの視点で

成瀬あかりという主人公の女の子が描かれているのですが

その彼女が、なかなかぶっ飛んでいて素敵です。

 

最後の1編は、一人称小説ではなく三人称で書かれていますが

そこに、成瀬の心の動きが盛り込まれていて

この構成が絶妙だと思いました。

 

昨日の記事

発達凸凹への誤解について書きましたが

成瀬は、明らかに凸凹ちゃんです。

 

そんな成瀬と幼児の頃からの友達の島崎との友情も

この作品の見どころです。

最後まで読めば、昨日の記事の内容も納得できるはず。

 

 

 

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